何か物音が気になったりして集中できないことってありますよね。視覚的、聴覚的以外にも匂いが気になったり、それ以外に心理的な不安を感じていたり。

聴覚過敏で集中できない、少しの物音でも気になって集中できない、なんていう人も自助会などで多く見かけます。

なのに大音量でカラオケやコンサート、映画などは楽しんだりできたりする。何か不思議ですよね。

私もある時、公園の清掃作業の音が気になり作業に集中できないときがあった。それほど気にならないときもあるのに、何故今はこんなに困るのか?

答えにそれほど時間を要しなかった。答えは既に私の心が苛立っていたから。

誰しも思い通りにならないことで心がざわつくことはある。それをどうにか落ち着かせようとしているとき、周りの何かが気になってしまったりする。受験勉強中に部屋の掃除を始めたり、掃除中に出てきた本に見入ったり…。これらは逃避行動と呼ばれるが、受け入れたくない現実から逃げるために誰だって何度もしてきたと思う。言い換えれば気になっているものに責任転嫁している、つまり依存しているとも言える。

あなたが集中できないとき、本当の理由はほとんどの場合、あなたの心の中にあるはず。その責任を転嫁しようとしている自分に気づかなければいつまでも集中できないかも。

まさか、「私は悪くない。絶対に周りが悪い。」なんてこのブログに責任転嫁する人はこの記事にたどり着いていないと思いますが、念の為この内容で余計に集中できなくなった皆さまには悪しからずご容赦くださいませ。