昨日は身体の軸のブレについて話したが、私なりにその原因を考えてみた。

いつも思うことだが、心の問題と身体の問題は共通項が多く、これらが問題解決の糸口になることがよくある。なので、心のブレが何故起きるのかについて考えてみた。

このブログでも触れたことがあったと思うが、心のブレの最も大きな原因は依存心。人を頼ろうとする気持ち、または頼られることで満足感を得ようとする気持ち、更にその両方を兼ねた共依存的な気持ち、これらが強い人は軸が定まることはない。だって基準は依存先で自身の中に軸は作れないから。

と考えると、身体の軸のブレも依存が原因かもしれない。便利さへの依存が強ければ、骨格自体が衰退し軸どころでなくなる。これを外的依存とするならば、自身の身体の一部が他の部分に依存する内的要因も考えられる。

例えば、武道を根底に持つ日本のスポーツ界では上半身依存を敬遠する傾向にある。まず足腰を鍛える、昭和世代の私たちの定番フレーズだが、これも軸を大切にしているからだろう。

小手先の技を嫌うのも同じ。軸が備わると自然に技が磨かれると言う事と思われる。

それ以外にも、利き手に依存なんてこともある。先日引退を発表した岩隈選手や、メジャーでバリバリのダルビッシュ投手はより制球力を高めるために利き手でない腕でブルペン投球を行っていたとのこと。これも軸を安定させるための取り組みということだろう。

そう考えると、私の中に外的内的の両方の依存は大きい。ほぼ左右両利きの私ですが、左右のバランスは全く良くない。ここがヒントかもしれない。

こういうところから生活を見直して行くと知識に頼らない、自分自身の本当の生き方が見つかるのだと思う。

また一つ学びの機会を頂いた。感謝。