もう体幹と向き合い出して4年が経過する。それ以前と以降で全く違う生活。体重が大学期とほぼ同じになり、湾曲していた膝もかなり改善。撮影時の腰痛も子供の頃から悩んだ肩凝りも、陸上部時代に発症した膝の痛みともほぼ無縁の生活。顎関節症も嘘みたいに完治。

それ以上に疲れにくくなった。加えて寝疲れが起こらない。スポーツパフォーマンスもかなり向上。さらに、人生が楽しいと思えるようになった。

ここ数ヵ月は右股関節の固さとそれに関連してボールを投げる際の右肩の痛みともずっと向き合っているが、一進一退でなかなか進まない。

先日のブログで介護の勉強を始めたことは既に伝えたが、私の体幹との向き合いに様々な角度でヒントを与えるものとなり、自身の体幹と介護の理解の関係の奥深さに驚いている。

教科書の中で「変形性関節症」というものを見つけた。これは長年の生活習慣の中で関節が変形し、やがて痛みが出たり日時生活に支障を来すというもの。

これを見て自身の股関節や他の部位にも変形性関節症があるかもしれないと疑い出した。生活レベルでの支障は皆無だがスポーツでのパフォーマンス向上に支障となっているものがあるように感じてしまう。

ここでリハビリしている人たちの様子を思い描いてみた。痛みに耐えて同じ動作を繰り返して、少しずつ機能を回復していく。なかには機能低下を防ぐ目的でしている人もいるだろう。リハビリは時間がかかるもの。1週間やそこらでできるものではない。怪我からのリハビリならいざ知らず何十年もかかって変形したものがそんなに簡単に治るわけがない。体幹との向き合いに半年かけても一進一退だったことに憂いを感じていた私が恥ずかしい。

さて、本題のリハビリを始めるタイミングについてだが、生活に支障が出た瞬間からすべきと考える人も多いかもしれない。しかし、私が思うタイミングは支障が出る前こそが絶好の機会ととらえています。

借金を背負ったときの方が事業を失敗させやすい。心が窮屈な時ほどミスしやすい。同じように健康に余裕がある間にさらに健康を増進させる方が楽に行える。

そもそも日常に支障がない状態を健康と捉えて良いのだろうか?高血圧だったり肥満だったり、肝機能の低下や年に何度も発熱したり、身体は常にサインを送っている。これを無視して健康だから大丈夫、そんな人ほど介護が必要になる機会が増えるのではないだろうか?そして、そんな状態になってからのリハビリは辛いだけのものになりがちではないだろうか?

困る前に困っておく。

将来困ることを先回りして困っておくことで重大な困難に会う機会は激減するだろう。私個人にとっては先に困っておくことが与える様々な学びが人生の楽しみにもなっている。