野宿旅の後にボランティア中心の生活をしていた私にある知らせが来ました。旅の後半年ほどたった年始辺りに。
それは選挙事務所開きをするので顔を出して欲しい、との内容。私の住む和泉市の前市長の井坂よしゆきさんは私の遠い親戚のようで、市長在任中からお世話になっていました。
因みに和泉市の市長選に関するゴタゴタは過去にいろいろあったので気になる方はググって下さいね。私も過去には書いていたけど、多分もう残っていないみたい。
そして、もう一つ付け加えておくが、井坂前市長、落選後に市長時代の汚職のように報道されたりしましたが、法廷では井坂の圧勝、市の税金を使って裁判を起こした市長以下何もそのことについて市民への説明はありませんでした。
さてさて、そんなお誘いがあった段階で、時間もあるし選挙事務所を手伝わせて欲しいと願おうと思いました。もちろんこれもボランティアで。正直なところ、政治に興味があったし、自分のアイデアも投げかけたかったし、今でこそ言うが、事務所に張り付いていると政治の裏側が見えそうな気がした。
で、実際に事務所に張り込む。で、まず驚いたこと。めちゃめちゃ忙しい。息つく間がない。過去に市議会議員の選挙事務所に行ったことはあったが、一桁も二桁も違う。それも選挙をまだ半年近く前にしている段階から。地域の支援者が毎日毎日お手伝いに来てくれる。候補者は昼も夜もほぼ出突っ張りで支援者を訪問する。わたしはウェブを中心に担当したが、チラシの制作やポスティング、市政懇談会のセッティングなどやることは山積みで、分刻みで指示がどんどん変わる。
そんな業務をこなすことで、やはり人間関係はどんどん膨らんだ。NPOのボランティアとは違った地域の名手や市議会議員、府議会議員、国会議員秘書など、多くの人と出会えた。
私は前回の市議会選挙前に各議員の事務所を廻ってFBに投稿すると言う企画をしたが、そういったものの基盤になったのはここで培われたものだと思う。
先ほども述べたとおり、正直なところ政治の裏側を見たい気持ちもあって始めたんですが、全然違った。そして、私のカラーもまわりも次第に理解してくれて、私の声に耳を傾けてくれる議員さんも増えた。多分今は市議会議員の電話番号は私の携帯の中に半数以上あると思う。ちなみにデルフィンちゃんもね。
あと、候補者とYoutubeもやったりした。選挙事務所の2階にYoutubeスタジオなるものを築き上げ、深夜に収録し更新を繰り返した。これは当時としては新たな取り組みだったが、それ以上に候補者の話の中身を編集作業などを通してかなり詳しく学んだことで彼の政治哲学や今後の行政のあり方などについてのビジョンが大きく替わったりもした。
結局はその後の選挙でも負けてしまった。凄く悔しかった。でもそう思えるほど打ち込ませてもらえた。
その当時気づいていなかったが、社会不安的な要素はどんどん消えて、社会の中での役割、それも自分が思う以上に中心的な経験をさせてもらえたと思う。
あと、ここでもう一つお知らせすべきことがある。それは発達障害の診断が降りたのがこの時期だった。それらについてはまた次回お話しようと思います。