確か私の旅は14日間だったと思う。どんな経緯で16話になったかわからないが、潮岬をたった私は太地町へ向かった。この時はここを最終目的地にかなりフォーカスできていたように感じる。

 
↑潮岬近辺の海岸、ハタタテダイがテトラポッドの間を行ったり来たり
 
丸々太地町を歩けた記憶から逆算するともう一泊していると思うのだが記憶が曖昧で、FBページを確認してもスマホでは太地町の前日まで遡れなかった。なので記憶が返ればまた追加するかもしれない。しかし、この頃の私は自分の人生にワクワクしていたので正直ホンマに覚えていない。人生は苦しみの方が記憶しやすいのかも。
 
太地町に来たかった理由はクジラ漁とシーシェパード。一時期大きな話題になったでしょ。
 
太地町は古くからクジラ漁で有名な港町。現在は商業捕鯨が禁止されているが(まもなく再開されそう)、条約で規制されていない小型クジラやイルカなどの漁は現在も行われている。それらを妨害しようと集まってくるシーシェパードと漁民が何度か衝突して大きな話題となっていた。
 
私も正直なところイルカが殺されるところは見たくない。しかしそういう私たちも毎日のように牛や鶏を食べている。
 
太地町は一方でそのクジラをとても大切にしてきた歴史文化も持ち合わせる。あの大きな身体の全てを捨てることなく利用するのだとか?
 
私も放送人の端くれで現場主義者。辿々しいが一所懸命英語も学んだ。私に何ができるかわからないが、とにかく現場を見てみたい。その緊張感を共有したい。そんな気持ちが強かった。
 
で、太地町到着。港周りを散策。見張る白人の姿は皆無、どこにも緊張感は感じられず、何か取り残された気分。
 
↑太地の港、メディアで報道される全景はたいていここから撮影したものだろう
 
勇気を出して地元の人に聞いてみた。漁師町はどこも現役を退いた人たちが和やかに話せる場所がある。特に南からの風が柔らかく吹く港では。
 
得た情報では、クジラ漁は専ら冬場でシーシェパードが集まるのもその季節。夏場は長閑な黒潮の町。
 
めちゃめちゃ拍子抜けするも、間違いなく現場に立っている。報道では見ることができない違う一面を目の当たりにしている。これはこれでエエか?
 
町のなかはクジラに関する色々なものがあり、そんなのを見ながら、日が暮れるのを待って駅に向かう。終電が終わったら駅の待ち合いでシュラフにくるまろう。もう完全に社会の目を恐れる私は消えていた。
 
↑鯨の骨でできた社
↑ところどころにこんな洞窟?見たいなのが、白崎海岸と同じ石灰の地層帯なのかも
 
↑灯明崎への道、大きなモンキアゲハを発見 ↓灯明崎灯台、鯨の見張りをした場所
 
↑こちらは梶取崎、太平洋を行き来する船はこの岬を頼りに舵を切ったのだとか
↑何故こんな場所に、後で調べたが出身地でもゆかりの地でもないらしい
 
その途中にワンセグを試した。確かサッカー日本代表の親善試合か何かがあったはず。でも一向に受信できない。この地域は別のバンドでないと入らないみたいで、それにチューンインしても見れない。何度試してもラチがあかず天を見上げると驚き。そこには満点の星空。そして天の川。
 
私の経験では陸上から天の川を認識できたのはこの時が初めて。それまでは室戸沖を通るフェリーの洋上のみだった。
 
その後、ツーリングに行き出してから何度か天の川を見れたが全て和歌山。いや、私のツーリングは基本的に和歌山やからあたりまえだろうが。
 
旅の最後に大きな大きなご褒美を貰えたみたいで、明日から大阪に帰って一からやり直す心が腹に座った。もうぶれない。
 
 
↑満点の天の川もスマホ撮影では真っ黒、photoshopで加工すると浮き上がってくるかも
 
明日朝一番の列車で帰ろう。
 
次回は帰るなかで得たものなどを話そうと思います。
 
追記、今回はスマホ投稿で上手く写真がアップできなかった。一旦アップした後に写真を加えて再アップするつもりです。お楽しみに、
 
追記、写真を加えてみた。真っ黒の写真はちょっと弄ってみる予定。
 

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