日本人は世界的に見て学ぶことが大好きな人種のようです。様々な講義、講座、ワークショップ等が毎日各所で開かれていますね。その中に必ずあるコミュニケーション系のもの、ビジネスコミュニケーションやらビジネスマナーやら、こんなに開催されているということはそれなりにニーズがあるはず。発達障害者だけでなく一般の人たちもコミュニケーションを課題としている人は大勢いるのでしょうね。
私も来週ある福祉事業所でコミュニケーションの研修講師をさせていただきますが、私個人は巷に溢れるそれらの講座はほとんど意味をなさないと兼ねてから述べ続けています。
コミュニケーションには2種類あります。積極的コミュニケーションと消極的と。例えば身だしなみを整えるのは相手に良い印象を与えるため、つまり嫌われないための消極法。積極法は相手の身だしなみが悪くても、そんな相手を受け入れ良いところを見つけ好きになる、というもの。最近SNSでやり取りしだした冠地情さんは数少ない積極コミュニケーションの講義ができる人のように見受けるが、他のものは全くの消極的なものばかり。
誰からも嫌われない人と、一部には嫌われてもその他大勢は困ったときに親身になってくれる人と、どちらがコミュニケーション能力が高いと言えるだろうか?コミュニケーションの講師たちのプロフィール、爽やかな作り笑顔で品の良い服装に包まれて…、それって能力が低い人が何とかやり過ごす程度の知恵じゃん。バッカ馬鹿しい。
因みに私のコミュニケーションワークショップは道化スタイル。道化師って変な格好してタブーなことや失敗ばかりして、人に馬鹿にさせてあげて緊張を解いていくもの。私はほぼ人生の全ての時間でこのスタイルを貫いている。衣装もメイクも無くても全然大丈夫。変な格好で馬鹿にさせてあげようとしているのに、お洒落だ、格好いい、脚が長い、頭が良い、天才だ、等々賛辞ばかりいただく。
最近は女子力高いとか中性的だとか、女性が生理や下着の話なんか当たり前にしてくる。途中で「あ、ケイさん男やった‼」って、心を許しているのか舐められてるのか?どちらにせよ積極コミュニケーション法は活きている。
こういった積極法ができる講義が圧倒的に少ないのが全く残念。
因みに私の講座の三原則がある。
1、身だしなみを整えない。
2、背筋を伸ばさない。
3、ハキハキものを言わない。
そしてこの三原則を他人に許容する。つまり、身だしなみを整えない人を許す、背筋を伸ばさない人を許す、ハキハキしない人を許す、というもの。これを実践していれば何のテクニックなど無くても知識なんかゼロでも人は集まってくる。
8月の終わりには前述の冠地さんにも会えるし、その辺りのことも話せたら、なんて思っています。
最後に私が勧める積極コミュニケーション法は教育や福祉の現場で大きな力を発揮するものです。職場の雰囲気を変えたいとか、社員をもっとやる気にさせたいとか、そんなお手伝いは大いに可能性があると思います。興味のある方はお問い合わせくださいね。