今日は批判を覚悟で切り込みます。
福祉職は給料が安い。だから人材が集まらない。当たり前ですよね。皆言ってますよね。そこの話は今度にして、家庭の柱となる男性が社員として働くのは非常に厳しい。だからだろうか、女性職員が多い。我が職場でもリタイヤ組2人と、現役は私ともう一人。私はマルチ職なので他でも何とかなる。そしてもう一人は主夫、つまり女性側が収入の柱を支える家庭、なので空いている時間での勤務となる。あと、どうでもエエけどトランスジェンダーも居ったりもするが…。
これまた語弊があるというか、問題発言と受け取られる可能性があるが、我が社は精神障害者が中心の福祉施設。残念なことだが時々感情を抑えられないものが現れる。飲食業への施設外就労も行っているので、刃物を持って暴れだす、なんてこともいつ起きるかわからない。
そんな時にいつも女性職員から『男性職員がいてくれて頼りになる』という言葉が出てくる。普段はそれに取り合わないが、本音を言えば『ちょっと待て』、となる。仮に刃物を持った利用者が暴れていて、それを取り押さえるのは男性職員の仕事だろうか?命を落とすことをいつも覚悟しておけと言うのか?その分の手当てなど何も貰っていない。そんな研修も受けていない。おまけに、それを言うのがサービス管理責任者だったりする。女性であろうとも管理責任があるのなら自分が真っ先に行くべきじゃないの?私たちは手当ても研修も何もない。なのに男と言うだけで命を投げ出さないといけないのか?
皆さんよく考えてください。長州力みたいな体格の人間が暴れてて、そんなのに勝てる男性がそうそういますか?
重い荷物を持ってくれ、そんなのは容易く引き受けますよ。その分掃除や細かい気遣いしてくれるんなら。でも命や身体の危険にさらされるようなことを簡単に頼むのが全く理解できない。もちろん女性が率先してやれとは言いません。全員で対処すべきじゃないですか?先ほども言ったように男性であれ女性であれ責任者と肩書きがつくものから率先するのが筋でしょう。
実は、実際のところ私は暴れている利用者を全く怖くありません。刃物を持っていても。簡単に対処できます。しかしこれは元々空手や格闘技をやっていたからできるんじゃないんです。しっかりと心と向き合って自分を高めあう中で、強くなりたい自分の本質が自分の弱さから来たことを悟り、自分の弱さを受け入れた時に天から与えられたようなもの。合気道の達人の心理境地が少し理解できたというのが解り易い表現かもしれません。
なので、実際そういう場面に遭遇した場合、私が引き受けます。いや過去に何度かあった。当時は利用者だったが全て私が引き受けた。私にとっては駄々をこねる子供のようなもの。
だがしかし、そういうことがあったらお願いしますね。みたいな要求は今後一切断ち切ります。先ほどの覚悟が持てないものがサービス管理などできるのか?支援員としての資質が問われないのか?もう一度そこを考える必要があるのでは?
先ほども言ったように、実際には現場にいれば私が対応します。しかし、私ありきの考えはやめていただきたい。根底から考え直していただきたい。
自分の考えで支援計画は立てるが、困ったときはあなたたちが助けて、
都合良過ぎじゃないですか?