先日のブログで自分に正直に、自分に素直でいることの大切さを説きましたがもう少し詳しく掘り下げてみます。

こう言う説明をしたときに、自分は嘘をつかない、と言い切る人が多くいます。その言葉に付随して、だけど周りは嘘つきが多い、と来るのが圧倒的。これって「自分は嘘をつかないから周りの人も嘘をつかないで欲しい」という見返りの現れではないでしょうか?もう少し掘り下げれば、そういう人は軽い嘘をなんとも思わずに口にしていることが多い。自覚がないのかも知れないね。

だったら私は嘘をつかないのか?裏切ることはないのか?残忍ながら嘘つきだし、裏切ることもある。結果的にそうせざるをえない場合は必ずある。人の器の小ささを痛感する。

私が自分に正直にというのは、そういう自分から目を背けない、そういう自分と向き合う、そう言うこと。嘘をつく、人を裏切る自分が他人には嘘をつくなとは言えない。だから嘘をつかない人に感謝する。正直は当たり前じゃなくて特別なこと。だから素直にありがとうを言う。

もちろん嘘をついたこと、裏切ったことは反省する。相手に言えなくても自分にごめんなさいを言う。

大阪で自助会を開かれているサリーさんが、「人生、ありがとうとごめんなさいを素直に言えればなんとか生きていける。」そう言っていたが、まさにその通りだと思う。この言葉が多い人の方が周りから見てハッピーに見えるんだろうね。やはり自分を大きく見せる、自分を偽る人が逆にアンハッピーに映るんだろうね。

自分を偽ることの反対が自分に正直にいることだよね。人より立派でなくてよい、できないことがあってよい。その分周りに感謝すればよい。至らないときには謝ればよい。

自分に正直にいることは正直でない自分を受け入れるようなもの。ありがとうとごめんなさいが素直に感じられる、そんな自分でいたいと日々感じています。