皆さんご存じだと思うが、私が最も嫌うものの一つが支配。欲も同じようなものかも。それが満たされないときの妬みも同類と考えてよいと思う。

だからそういうものと向き合い、自由を手に入れる向き合いを長い間してきた。心が自由になることによって人生が見違えるほど輝き出した。

しかし、この世に絶対善、絶対悪など存在しないとも述べてきた。

ここ数日の私は支配を肯定的に向き合っている。きっかけは仕事。売り上げを上げるためにサービスを提供しなければ行けない。できるだけ多く。

世の中には生きていくために必要でないものは多く存在する。アイデンティティーを確立するためのもの、物欲を満たすもの、そんなものはたくさん存在する。

こんなに自由を愛する私にだって物欲は多く存在する。安物ばかりだが衣類は一般男性ではあり得ないほど。半袖Tシャツだけで60着以上。高速道路で移動したいという大義名分を振りかざして人目を引く派手で機能的に中途半端な単車を手に入れた。未だ有料高速は一度も走行していないが。

きっと生涯満たされることはないだろうがロータス7で街を走りたい。ふと美女を見かけると目で追いかけてしまうし、見知らぬ人でも思い切り強く抱き締めたいとも思う。完全に他者を支配したい所有欲。

考えてみればピアノもジャグリングも英会話も人目を引く能力欲。単車に乗ったりお洒落するのとさほど変わらない。

まさに物欲、所有欲の塊。なのに自分は自由でありたいという自己実現欲。

でもね、人は欲があるから成長するのかもしれない。欲があるから努力するのかもしれない。そしてその欲が経済を刺激し人は裕福を手にしたのかもしれない。

きっと全ての生命はそういう物を有しているのだろう。私の心から消えることはないだろう。いや、やはりそれは肯定されるべきものなのだろう。

ビジネスを成功させたいと思う私の欲を満たすためには支配というものを受け入れる必要がきっとある。まさにこれまでの己を否定しかねない自身との向き合い。結構辛いけど、成長はその先のあるはず。

きっとこれも与えられた機会。GW前のゴタゴタも繋がっているのだろう。

もう一歩先へ、今日も明日も。