今年もこの季節がやって来た!毎年5月の最終土曜はアユと遊ぼう大津川。今年は去年の280人の参加者の記録を更に更新し360名の親子、ボランティアさんに楽しんでいただきました。
残念ながら今年のアユは低調で今日も3匹しか確認できなかったが、確認生物種はこれまた過去最高の34種、今年はブラックバスは確認できず、チチブが多かった。これまでほとんど確認できなかったミミズハゼやカワアナゴのほか、おそらく初確認のタウナギなど、川が豊かになっていることが目に見えるように判った。
あと、水質検査のテストも多くの参加のもと行ったが、そちらの結果も水質がかなり良いことが確認できた。
昭和50年代、まさに今日と同じ場所付近でよく川遊びをしていた私が、いつの日かきれいな川になってみんな楽しそうに川と触れ合えたら、なんて想い描いた夢が現実として目の前に存在した。絶対叶わないと感じた夢が目の前にあった。
イベントは毎年毎年盛り上がりを見せているが、今年ならではの光景もあった。それはイベントに乗っかる議員さんが少なかったこと。実行委員会所属の議員さんやボランティアの議員さんはもちろん事前の準備も含めて汗をかきながら務めてくれたが、それ以外の議員さんはほとんど見かけなかった。川を跨ぐ泉大津市と忠岡町の議会は先月の統一地方選を終えたばかり。いつもは住民に顔を売りに来るお偉方も今回は息を抜かはったんでしょうね。
こういうところで質がわかる。ちゃんとチェックしてまっせ!
さてさて、そういう私は今年はイベントジョッキー。朝イチの開会式からイベント終了までめっためったに喋り倒しました。2時間半強のノンストップトーク。久々に頭クラクラですわ。子供イジりまくたった。
今年は実はイベント後にもうひとイベント。それは魚道整備。今春に実験的に取り付けた魚道が思うように機能しなかったので、イベント参加者に土嚢を作ってもらってその土嚢で魚道にうまく水が流れるようにしようと言う企画。
こちらも侃々諤々しながら、専門家の意見をきいて当日に計画変更。府職員とボランティア総出で重い土嚢をリレーして堰の上に積み上げ、なんとか成功。すごい達成感!
せっかく土嚢を作るんだから子供たちに土嚢袋に好きな絵を描いてもらったんだけど、その一つ一つを見ていると子供たちの想いが伝わってきて、凄く勇気付けられた。何か一つの山を越えたようなそんな気持ちになれた。
普段は職種も生き方も全く違う人間が集まり、同じ目的のために共に汗を流す。たったそれだけで初対面でも同志のように思えてくる。そんな至福の時を感じれた一日でした。
このイベントも今年で6回目。来年参加する小学生は第1回目の時は未就学だったことになる。来年からは新たな6年の最初。そうしていつの日か、小学生だった彼らが保護者となって参加する日まで、ずっと続けていきたいものです。
あらためて、ボランティアの皆様とアユに感謝を表します。