ここのところ残業続きで家に帰ってバタンキュウ、そんな毎日で更新がかなり開いてしまいました。
相変わらず元気です。それだけが取り柄やし。
ここ2週間はマンションをピッカピカに磨いてました。我が事業所の施設外就労事業で清掃業務が加わったためです。
でも予想通り、利用者さんにあまり人気ないですね。今までのぬるま湯軽作業とうって変わって結構な重労働だし時間の制約もあるし。一日中苛立ってる利用者も見かける。
とは言っても元々は一人でできる業務を職員と利用者3名の体制でやってるからそれほどの業務でもない。が、仕事をやりきれない日が多い。そんな時の対応に私と社長が別動隊として一人で清掃業務を行う段取りが組まれたんです。社長は既に経験済みなんで私が研修としてプロに教わってました。
でもやっぱり一人はきついですね。お陰で全く泳ぎにいけない。けど毎日エクササイズ以上の労働量なんで結構絞れてる。ちょっとお得かも。
ただしかし、服は汚れるし臭いも気になったり、初日は夢にまでゴミが出てきました。
ここで思い出したのが、バキューム業務を経験したことのある政治家の話。私が尊敬する我が市の市議。過去にこのblogでも話題にしたことがあると思う。彼は引き継いだ会社の突然の倒産で社員たちを食わすために形振り構わず働いた中で経験したのだそうだ。その甲斐あって借金も整理がつき、そういう人柄が認められて政治家に推薦されたのだとか。
彼はその汲み取り業務から多くの財産を得たのだそうだ。
それを思い出しながらもう一度自分の業務に向き合ってみた。やりたくてやっている仕事ではない。仕事をさせて貰える感謝が生まれてこない。これは私自身の問題。そう考えていると一つの大切なことに気づけた。
ゴミを汚いと思う私の心が汚れているのだ、
そう思えてからは自分の心を磨くために業務に励んだ。たった数日だが、自分の中の汚れが洗い落とされるのが感じられた。
美しいものをたくさん見るとそれ以外のものを汚く感じてしまう。心を洗うにはむしろ美しくないものと向き合った方が目標に近づける。トイレ掃除が心を清めるのに効果的だと聞いたことがあるがきっと同じ意味だろう。
本当に貴重な経験を積めた2週間だった。来週からはB型の改装がメインになりそうだが、時々は心を磨くために清掃業務をやってみたい、そう思える私がここにいる。
全て感謝。