皆さん、読書してますか?たった数週間では何も変わらないでしょうが、毎日の積み重ねが無ければ何も事をなすことは叶わないでしょう。

 
派手に見えるオリンピックの世界も地道な毎日の努力があってのこと。何事も日々の精進が大切。
 
さてさて、読書の効果が実りだした頃の私の話をしましょう。
 
確か、離婚した頃がそうだったと思います。自分一人で何の張り合いもなく、自暴自棄な状態でした。なので、正直なところは仕事に打ち込めませんでした。そんな自己否定な状態の私が自己を肯定するためにやろうとしたこと、それが過労死でした。できるだけ多くの人の役に立って消えていきたい、そう願っていました。
 
ちょうどその時に就いたのが映像編集の仕事。この業界は結構だらだらと長時間働くという空気があるように思います。
 
やることを見つければいくらでもある。慣れてくるとある程度自分の仕事をこなせれば、帰宅する時間も調整できる。逆に言えば帰ろうとせずに仕事をやり続けることも可能。ここに目をつけました。徹底的に周りの仕事を回収しました。朝一番に出勤して最後に鍵をかけて帰る、こんな日が続きました。
 
こうなると自然に評価は上がるものですね。人手が足らなかったり、問題が多そうな仕事には必ず声をかけられました。気がつけば月に2、3度の休みでタイムカードは常に250時間を越えるくらい。入って半年で現場を任され出しました。
 
更に私は先輩の仕事を奪うことを計画。いつも忙しくしている先輩というのは仕事のできる人たち。だから頼み込んで仕事を手伝わせて貰いました。自分のスキルを高めたいからできることをやらせて欲しい、そう願えば仕事に追われている先輩たちが断る理由がありませんでした。
 
その後は映像編集だけでなくカメラの勉強も始めました。当時は撮影は外注カメラマンにお願いしていたのですが、外注さんたちにも色々教わり手伝わせて貰いました。こういう経験が独立後に色々声をかけて貰える素地になったと思います。
 
職場内でも私抜きで既に回らなくなっていたので、私の提案を断る人もいませんでした。ここから私の勘違いが始まってまたどん底へと落ちていくのですが、既にこの業界でやっていけるスキルと自信は備えていました。当時の労働時間は月間で320~340時間、休みは多くて月に2回。でもフリーランスのビデオエンジニア、カメラマンとしてたったの2年半でなれたのですから、私にとっては掛け替えのない貴重な時間でした。
 
全く同じことを強要するつもりはありませんが、もしあなたが人生の歯車を自分の手で変えたいなら、自分自身で先輩たちの仕事を奪ってみては如何でしょう?スキルも身に付くし、きっと人生の中で大切なものが見つかるはずです。
 
私自身も、当時積極的に手伝わせて貰った先輩とは今でもプライベート、仕事、両方で付き合いがあり、よく仕事も貰っています。現在は大切な友人の一人と言える関係です。
 
この続きはまたそのうちお話ししますね。