数年前まで冬鬱だった私が最も嫌いな月が2月。これは今も変わりません。だって一番寒いもん!冬鬱を克服した後も2月が最も苦手でした。
それが今年は新たな風が吹いています。確かに、寒いのは好きではないが、2月には2月の魅力がみえだしました。それは陽射し。昨年から2月の婚礼の撮影発注が激増し、撮影の定番で撮影が行われる会場の外観をまず最初に撮影するのですが、外光下で撮影する場合には日光の量で色温度というものを設定します。もちろん、夏は日光量が多いので、それに合わせてホワイトバランスを高めに設定し、冬はその逆に低めに設定するのですが、ここのところの設定は12月の頃より遥かに高い、先週末の現場でも6000近い数値で撮影しました。
6000という数値は日光量が最も多い6月で漸く出るような数値。諸条件が絡み合うので一概には言えないが、12月では全く的はずれな数値。気温的には最も寒い月が2月でしょうが、日光量は遥かに多い。
冬至が日光量が最も少なくなるので、当たり前と言えば当たり前だが、なかなか実感できないもの。年末は17時を過ぎるともう辺りは暗くなるが、陽の入りも遅くなっているし、やはり地球は公転していると今更ながらに納得します。
さてさて、こんな風に、これまでは寒さに怨み辛みの2月でしたが、今年は2月の中に大きな魅力を感じています。
きっと春を待つ動植物たちもこの変化に敏感に気づきながら動き出しの準備を備えているんでしょうね。私も春に向けて追い込みをかける如くペースを上げています。今となればペースが上がりきる前に春になるのが悔しい気持ちも芽生えているので、簡単に暖かくならないで欲しい気持ちも存在します。
冬を悪と考えていた数年前では信じられぬ感覚です。
今日の暖かさもきっと次の寒波でかき消されるでしょうが、春先のロケットスタートに備えて残りの寒さをしっかり準備に充てたいと思います。
この冬はガッツリと寒さと向き合えてる、充実のシーズン、春が楽しみや‼