連休前までは人生をポジティブに変えたいなら本を読め、と伝えましたね。私は22才の時から活字中毒になってしまいましたが、その効果が大きく現れ出したのが28才頃でした。
具体的にどのように変わったのかと言うと、周りが私の声に耳を傾けるようになりだしたことが大きいです。一応は国立大卒ではあるものの、仕事のできない奴に社会は冷たいものです。最初の就職先ではそれこそ妬みを多分に含んだ逆学歴差別の的になったほどです。
しかし、きっと300~400冊くらいを越え出した頃くらいから周りの反応が変わってきました。その頃は裏方業の技術屋だったので、知識が頭に入っていることが評価されました。面白いことに、私を高く評価する人たちは私よりも知識が多く、仕事のできる人たちばかりでした。そういう人たちの方が私の努力にいち早く気づいてくれたようです。
そして、努力しない人たちからはそれをよく妬まれました。
仕事のできる人たちから評価されだすとコミュニケーションが実に取りやすい。仕事での質問もすごく親切に教えてくれる。全く勉強せずに1から10まで全て教えて貰おうとしてた頃は周りはすごく冷たかった。「そんなことも知らないのか?」「少しは自分で勉強しろよ」そんな気配をよく感じた。
ただし、私の人生に於いてのこの時期はまだ鬱の前。どん底はもっと先にあったのですが、当時は私なりにどん底の中で生きていた。そしてようやく自分の生き方の第一歩が見え出した、そんな感覚でした。
因みに、本を数冊読んで知識をひけらかすようなタイプの人も何度か見かけたが、彼らは決して評価されなかった。そんな暇があったら次の本を読んだ方が良い。いつもこのブログで述べていますが、自分を大きく見せようとする人ほど小さく評価されるもの。自分が思うほどの評価を得られないのは、それがあなたの実力だから。だから大きく見せようとするのではなく、自分の中身を大きくする、つまり学ぶことが大切。私もそれまで数年かかった。まあ、読書で人生を建て直そうと心に誓ってからは1年足らずくらいだったように思うけど。
そんな風に、解る人だけで良いから解ってもらえるようになったら次のステップを紹介しようと思います。暫しお待ちあれ。