夏が大好きな私は夏の終わりがどうしても好きになれませんでした。

子供の頃から夏休みの終わり頃が嫌で嫌で、それは学校が始まるからと言うことより夏が終わるから、それくらいに夏が好きです。また、秋になり夕暮れが早まり蝉の声が聞こえなくなる秋のつるべ落としは落ち込むほど寂しさを感じていました。

まさに秋鬱。

冬鬱も持っていた私ですが秋鬱と冬鬱って全く別物なんです。どちらも抜け出せてその違いが最近わかったのですが…。

冬鬱は出不精になり引きこもり状態になることが直接的な原因ですが秋鬱は憂い、夏が終わってしまう寂しさからのようです。この理由が解って鬱から抜け出せたのですが、秋鬱って全く自分の心の問題、勝手に思い込んで落ち込んでいるのですから。

そしてこの秋鬱は今年も来ないようです。昨日は5時から7時頃にかけて運転していたのですが、段々暗くなる風景を眺めながら祭りが近づくことにわくわくしていました。今年も仕事で祭りには行けないんですが…。町々に提灯が飾られて太鼓の音色を耳にすると子供の頃の祭りの楽しい記憶が甦ってくる。

そう言えば秋鬱の寂しいときも子供の頃を思い出していた。自転車で一人家路を急ぐ、何かもの寂しげな…。でも今は楽しい記憶が降って来るみたい。

今は冬以外はそれぞれに楽しみが持てるようになったのでそんな意味でも楽になったのかもしれません。後は念願の冬の楽しみを何とかゲットしたいのですが。でもそうなるともはや夏が好きではなくなるかもしれない。うーん、それはそれでビミュオー!やっぱり多少の苦手はあった方が良いのかも。

まあ、今年も秋鬱は来ないようだし、冬鬱も大丈夫でしょう。それはそれでよかったことにしておきましょう。