昨日そ水泳はクロールがかなり思うように泳げた。一方で古式泳法は全くダメ。そら独学で伝統技をやろうということの方が無理があるかも。
そんなこんなで帰ってからも色々ググって課題を探してました。
他にもピアノの弾き方とかボールの投げ方とか暇があったら思い付いたKWでひたすらググっています。
そんなところからもう一度蹴伸びを見直そうと言うことになり、更に蹴伸びの距離をどう伸ばすかを調べていたところから「伏し浮き」に行き着きました。この伏し浮き、ほとんどできないんです、私。てか、下半身を沈めずに真っ直ぐ浮くことって本当にできるんですね。
そして今度は伏し浮きの方法について調べました。すると、丹田を意識して~みたいなフレーズに当たりました。丹田っておへその下辺りのあの丹田…。腹式呼吸とか武道とかでよく聞く言葉。水泳でもこの言葉が出てくるのがなんか不思議でしたが段々解る気がしてきました。
人間の身体の丹田に当たる部分はきっと重心なんでしょうね。この部分を浮かせると重心が浮くから身体全体も浮く、きっとそうではないでしょうか?野球のバットは芯で打つとよくボールが弾みますが、バットの芯もバットの重心部分を言うそうです。芯の部分から糸か何かで吊り下げるとバットは水平を保つそうです。きっと人間も丹田で吊り下げる、または丹田で身体を持ち上げるとバランスよく持ち上がるもかもしれません。
スキージャンプの練習で空中姿勢をとりながらコーチに腰の辺りを支えてもらう練習を何度か見たことがありますが、やはりあれも丹田に近い位置のように思います。
もう少し違う角度で話します。
管楽器は菅の長さを調節できるものに息を送り込んで音をならしますが、菅の中と外に幾つかの空気の渦を作るのですが、そのポイントの多さで倍音成分が変わり、まろやかな音色や激しい音になったりします。このポイントも菅の長さを2等分4等分と偶数に割ったポイントに共鳴ポイントができます。 この部分がきっちりなる楽器ほど音色が大きくなるのですが、これは人間の身体にも言えることです。人間の身体も一つの管楽器と考えたときに重心部分がよく響く人ほど簡単に大きな声量を手に入れることができます。
発声練習に於いても丹田を意識することをほとんどのヴォイストレーナーは勧めますが、この丹田の部分が人間の重心と同じであれば合点がいきますね。
次は武道での話。武道では瞬時の身のこなしが必要です。素早い動きは身体の重心を移動するよりも、重心自体はそのままで、力点と作用点を上手く利用した方が効率が良い、つまりテコの原理を使った方が効率的ですね。テコの原理の支点部分はやはり身体の重心である方が道理が通る。やはり武道の世界で丹田という言葉がよく出てくるのは重心位置であり支点を作りやすいという意味でも多いに納得ができます。
きっと他にもいろんなところで応用されていると思うんだけど、実は私は丹田という言葉を使う人を眉唾物で見ていました。きっと思い込みでやっているんだろうな、と。
実際にこの言葉をよく使う人がどこまでの理解があるかは不明ですが、身体の芯に当たる部分であると論理的に説明できる人は多くいないかもしれません。しかし、昔の人は経験則的に知っていて、それが引き継がれてきたんでしょうね。
今日はメチャメチャ長くなってしまいました。
明日早速伏し浮きの実験をしようと思います。すぐ上手く行くかは全く不明ですがまた報告しますね。