昨日は我が職場にバッシー君が来て勉強会が開かれました。ネガティブ思考を変えようとするより受け入れたほうが良いという内容でした。とても勉強になりました。
確かに社会一般ではポジティブ思考神話的にポジティブでいなければいけない、という風潮が強くなりつつありますが、『~でないといけない』という発想自体がネガティブだと私自身もいつも感じています。
さて、上記と同じ内容ですがポジティブ変換も実はネガティブではないでしょうか?
私自身はポジティブの上に超がつくような評価をよく得ますが、私自身は現在はポジティブ変換をしないようにしています。だってっポジティブ変換てやっぱりネガティブですから。今の自分を肯定するなら、ネガティブであってもマイナス思考であってもいいわけです。ネガティブな私じゃいけない、って既に自己否定ですよね。自己否定な人がいくらポジティブ思考しようとしても無理がありますよね。
世の中にはポジティブと受け止められる人が多くいますが、本人自身はそれほどポジティブだと感じている人は多くないと思います。バッシー君もきっとそうだと思います。と言うか、私の目には超ネガティブな自分を受け入れたからこそ得られたポジティブさのように思います。
一方で自分のポジティブを売りにしている人もいますが、どことなく無理しているように感じることはありませんか?自分がポジティブであることを強調しようとするのはネガティブな自分を隠そうとする裏返しであることが多く、ポジティブな割りにトラブルが多く、それを責任転嫁というポジティブ思考で無理やり処理したり周りを振り回したり…、そんな人が目立つようです。
さてさて、さて、では本当のポジティブ思考とはいったいどんなのでしょう?私の考え方がポジティブか否かは別として、私自身はポジティブ思考とは全てを肯定することだと考えています。自分の思い通りにならないことも、都合の悪いことも、ネガティブになっている自分も、自分のことを否定しようとしている他人も、全てを肯定することがポジティブ思考だと思います。
だから無理やりポジティブ変換する必要もないんです。
全てを肯定するということは別の表現では全てを受け止める、としても良いと思います。受け入れられればもっともポジティブだと思いますが、受け入れられなくても受け止めるだけでならできることも多くあると思います。
思う結果が得られないときは、その原因が自分にあるのか他にあるのかよりも、思う結果が得られなかったことをまず受け止める。
ネガティブな人は、自分が至らないからダメなんだ、となりがちだし、超ポジティブな人は回りはダメな奴ばかりだからうまくいかないんだ、って感じになって、結果を受け止めようとしない、つまり自分を責めることもしくは他人を責めると言う責任転嫁で結果から逃げようとしているのではないでしょうか?
思う結果が得られなくて落ち込んでも良いじゃないですか?凹むこともその人の人生にとって大切な時間ではありませんか?まずその思いをしっかり自分でかみ締めて、現状を受け止める、これが最もポジティブな思考だと私は考えます。
ポジティブ思考の呪縛にはまっている方はこの機会に振り返ってみてはいかがでしょう?