受験生にとっては勝負の冬休みです。ある受験生が英語をもっと解るようになりたいとのことだったので徹底指導の年末となりました。

特に長文問題を苦手とする人は多いですね。かく言う私も学生時代はほとんど点数が取れない分野でした。

現在、私が英語や英会話を指導する立場となりましたが、学校授業の恩恵は全くなく、かえって頭の中をややこしくかき回されたような記憶のみが残っています。

長文問題では特に引っかかりやすい分を必ず仕込んでいます。その前に英語が苦手な者にとっては長い文が出てきた段階でほぼ諦めムードとなってしまいます。なので対策として、

・長い文章では前置詞が出てきたらそれより後は置いておいて、文の前半部分のみを理解する
・前置詞以降はそれまでの文章の説明がかかれていることを理解した上で内容把握に努める
・前置詞は逐語訳はせず、前置詞の持つイメージを理解して読む

以上の3点にしぼって徹底的に読んでいきます。特に目的語と動詞の関係もしっかり解るように動詞のイメージも理解することを大切に。

いつも思いますが学校教育で前置詞を何故徹底的に学ぶ機会を作らないのでしょうか?いつも呆れてしまいます。

I help my mother with cooking.

学校の授業で上記の文を

私は料理と一緒に母を助けます。

と訳して不正解とされたせいとがいました。

with=一緒に

などと教えるからこんなことになるのです。前置詞は逐語訳で表される物ではありません。その言葉の機能が理解できない限り、こんな訳ばかりがなされます。そして長文読解においても前置詞で多くの学生が躓いてしまいます。

学校の英語教育自体に大きな疑問を感じますがせめて前置詞の逐語訳は止めて貰えないでしょうか?