欲深さ

道化師としての活動が１年を越えました。昨年メイクデビューしてからはこの世界の楽しさに心から魅了されっぱなしの連続でした。自分の行き着く所に来た様にさえ感じました。

あれから１年、決して道化が楽しくない訳ではありません。しかし、やはり違和感を感じています。私の欲深さがそうさせているのだと思います。

楽しい世界にいるとより楽しさを求めてしまいます。今ある楽しさに麻痺してしまうのかもしれません。アスペルガー的な感性が究極を求めてしまうのでしょうか？

今思えば裏方の世界に入ったときも、映像制作を始めたときも、番組制作を任されたときも…、その楽しさに魅了されながらもいつしかその楽しさに満足できなくなってしまいました。

ただ、これまでと一つ違うことがあります。隣の芝生が蒼く見えがちな私はスライドするように業界をシフトしていきました。それぞれの世界の楽しさと奥深さと難しさを私なりにたくさん感じました。そしてより蒼い芝はもうどこにも無いことにようやく気づけました。最後にそう感じさせてくれたのが道化でした。

そして、現在の私は私の原点たる音楽へと回帰しつつあります。これまでの様々な経験が音楽パフォーマンスの中に凝縮されようとしてします。

私の欲深さの究極型、それはすーじーくんの音楽パフォーマンス。

2015年、すーじーくんはclownからmuseへ進化します。