アメリカで警察官による黒人市民への発砲事件が相次いだことによるデモが収束しません。私はこの手の事件を耳にする度に思い出すことがあります。大学生の時に読んだ本の内容です。
殺され役はいつも黒人男性だという内容の物でした。
20歳頃からブルースに興味を持ちだした私は、アメリカの黒人差別に関する話題にも興味を持ち色々読みあさった時期があり、その当時に目にしたものです。
アクション性の高いアメリカ映画では人が命を落とすシーンが各所に見られます。そしてその配役の割合が実際の黒人の比率を大きく上回っていることを指摘した物でした。20年以上前の書物ですが今でもこの風潮は映画文化の根底にあると思われます。
映画産業自体が二次大戦後の資本主義と共産主義のイデオロギー戦争のツールとして発展してきた側面を併せ持っています。特に西側諸国は銀幕の中に夢の世界を表現することに力を注ぎました。多くの美女と英雄の物語が多くの人々を魅了しました。彼らの力強さ、美しさを引き立たせるためには比較対照となる者が必要です。それぞれの配役に応じて暗黙のイメージで洗脳をはかろうとしたのだと思います。
悪役のヘッド的存在はイタリア人で頭の鋭さや忍者的神秘性を兼ね備えた悪役は日本人、中国人は目先の欲にとらわれた人々、という風なイメージで世界中を洗脳しようと試みたのだと思います。その中でショッカーの戦闘員的な役割やヒーロー側にあってもヒーローを救うために命を落としてしまう役割を黒人が担ったのだと思います。
その時代から約半世紀が過ぎ、上記のような安直な物は無くなりつつありますが、やはり根底はそう大きくは変わらないと思います。制作者自身が洗脳されていることに気づかないレベルで新たな物が作られているのだと思います。アメリカの白人警察官たちもより好んで黒人を悪者扱いしているわけではないでしょう。しかし、上記の銀幕による洗脳はきっとあるように思います。
だからと言って何をどう変えればよいという物はありません。ただ、当たり前に受け入れている物の中に深い意図がある物も多く存在することを述べたかっただけです。
殺され役はいつも黒人男性だという内容の物でした。
20歳頃からブルースに興味を持ちだした私は、アメリカの黒人差別に関する話題にも興味を持ち色々読みあさった時期があり、その当時に目にしたものです。
アクション性の高いアメリカ映画では人が命を落とすシーンが各所に見られます。そしてその配役の割合が実際の黒人の比率を大きく上回っていることを指摘した物でした。20年以上前の書物ですが今でもこの風潮は映画文化の根底にあると思われます。
映画産業自体が二次大戦後の資本主義と共産主義のイデオロギー戦争のツールとして発展してきた側面を併せ持っています。特に西側諸国は銀幕の中に夢の世界を表現することに力を注ぎました。多くの美女と英雄の物語が多くの人々を魅了しました。彼らの力強さ、美しさを引き立たせるためには比較対照となる者が必要です。それぞれの配役に応じて暗黙のイメージで洗脳をはかろうとしたのだと思います。
悪役のヘッド的存在はイタリア人で頭の鋭さや忍者的神秘性を兼ね備えた悪役は日本人、中国人は目先の欲にとらわれた人々、という風なイメージで世界中を洗脳しようと試みたのだと思います。その中でショッカーの戦闘員的な役割やヒーロー側にあってもヒーローを救うために命を落としてしまう役割を黒人が担ったのだと思います。
その時代から約半世紀が過ぎ、上記のような安直な物は無くなりつつありますが、やはり根底はそう大きくは変わらないと思います。制作者自身が洗脳されていることに気づかないレベルで新たな物が作られているのだと思います。アメリカの白人警察官たちもより好んで黒人を悪者扱いしているわけではないでしょう。しかし、上記の銀幕による洗脳はきっとあるように思います。
だからと言って何をどう変えればよいという物はありません。ただ、当たり前に受け入れている物の中に深い意図がある物も多く存在することを述べたかっただけです。