道化師を始めた時、世の中にこれほど楽しいものがあるのかと思うほど打ち込めました。一生続けられるような気がしました。10年ほど前に初めて番組制作に関わり、その後自分の番組を持てた時も同様に思ったような気がします。そう言えばカメラマンとして独立したときも、ライブハウスの技術チーフをしていた時も…

全く贅沢な話です。

全く贅沢な話ですが、その楽しさは何時までも続くわけではありません。次から次へ興味が変わっていく私の性格を理由に諦めていましたが、そうでもないような気がしてきました。何となく自分の中に楽しくなくなる何かが潜んでいるような気がしてきました。

年齢的な衰えか、過去の自分との対比か、何か自分の中にブレーキが働いていた気がします。そしてそれが見つかれば違う景色が見えるような気がしてきました。楽しいを生業とすることは本当に難しいものです。本気で遊べない芸人は大成しないとも言われますが、理解できそうです。私の元気の基たる私の楽しみは何処にあるのでしょうか?きっと手の届くすぐ近くにあるのだと思いますが、見つかりそうで見つかりません。

もう少ししっかり自分と向き合い、心の中を旅すべき時期のように思います。
































心の中が見えてくる瞬間が一番楽しいような気がしてきました。