左の頬

バドミントンの空調問題、どう思いますか？

全くあり得ない事態ですが、スポーツ界では悪名高いかの国ですから…。ただし、日本の対応については情けないの一言につきます。

アメリカの考えが世界基準だと思っている日本人は多いようですが、人権や法の精神に関しては今もヨーロッパが基準です。これは彼らが世界中に植民地を持ったことも関係はありますが、世界に先駆けて市民の権利を勝ち取ったことに大きく由来します。なんでもかんでも権利主張するのが白人文化だと思いこんでいる人も多いでしょう。しかし、彼らの長い歴史の中で自分たちの権利は自分たちで守る必要性を感じ学んできた結果です。その根底には「右の頬を叩かれたら左の頬を出せ」のキリストの教えがあったのかも知れません。殴られたからと言って殴り返すのではなく、しかし殴られたことを受け入れない意思表示が必要だと説いたものです。

今回のバドミントンでは試合中に抗議することが最も必要なことだったのでしょう。このあたりの国際感覚の弱さを日々痛感します。

日本人の美徳は価値観を分かちあえるものでないと共有できません。だからといって泥仕合はみっともありません。だったらしっかり左の頬を出して意志表示すべきと思いますが如何でしょう？