ブルースやジャズは即興演奏と呼ばれるほぼ楽譜がないアドリブの音楽です。やり始めた頃はこんなことがどうやったらできるのかと不思議でしたが、年数を重ねるとさすがに会話のように演奏ができてしまうのです。

特にジャズは外国語を学ぶこととの共通項も多く、自身の音楽スキルの向上にもなると思い英語を始めるきっかけの一つにもなりました。英語の方も何度も挫折しながら年数を重ね、少しは会話ができるようになり、通訳抜きでのラジオインタビューという荒技も何度か経験したおかげで困ることもなくなってきました。

しかしながらアドリブをしているような感覚的な、ほぼ無意識で英会話をする事はできません。昨日スタートしたプロジェクトはここを徹底的に鍛える必要があります。どうやったらよいのか?一生懸命考え、一つの方法にたどり着きました。

ジャズは外国語の習得に近いと書きましたが、理論が確立され、シチュエーションによって様々な音使いを変えます。言ってみれば文法がしっかりした書き言葉的表現で短歌を詠うような知的センスが必要です。

一方のブルースは基は奴隷として働いていた黒人たちの盛り場での音楽でただただエナジェティックです。簡単な理論、簡単な音使いで全く自由な感覚的な演奏をそれぞれに行います。言葉を覚えたての子供が好きな言葉を並べて行くような、もしくはただ単に単語だけを復唱しているようなイメージにもとれます。

私もこのブルース的な英会話からやり直そうと思います。

I,you,
want need know have get put
これらの単純な言葉と名詞などがあればおおよその意志疎通はできるでしょう。

しっかり自分で組み立てられるよう英語のアドリブをしてみようと思います。