スコットランドの独立問題は連合王国に残ることで落ち着いたようですね。もっとも心をなでおろしているのは中国共産党のような気もしますが。

スコットランドの独立問題はそもそもは福祉政策を充実させたいことから始まったようです。しかし、様々な要因を鑑みた場合に独立は得策では無いと判断したのではないでしょうか?

さて、先日の私の投稿で独立に動けば世界は大きく変わるだろうと述べました。結果から言えば世界は変化を望んでいないのか?様々な地域での独立や住民自治への希望は敗北したのでしょうか?私は決してそうではないと思います。

今回の投票は21世紀始めの最も称えられるものだと考えています。20世紀のベルリンの壁崩壊やフィリピンの平和パレードと並べられるものと思いますがいかがでしょう?

最も大切なことは住民が決めたと言うことです。独立するにもしないにも自分たちで自分たちの未来を決定したと言うことは最も尊重されることです。そしてほぼ全ての住民が投票したと言うことも。

この意味においてはやはり中国は世界に後れを取っていることを示したわけです。そして、ガザ地区のパレスチナにとっても希望の礎となるものでもあります。

私たちはいったいどれだけ自分たちの未来に責任を持てているでしょうか?大阪都構想が争点となった前回の府知事選でどれだけの投票率があったでしょうか?役所や国会任せにしておきながら後になって文句ばかり言ったりしていないでしょうか?

自分たちの未来は自分たちで決める。そして自分たちで責任を取る。人に決めさせておいて、責任ばかり追及する文化に駅壁しているのは私だけではないはずです。