塾で働くようになって確信的に思うことがあります。子供の英才教育には愛と遊びが必要だと言うことです。
幼児教育を対象としたものは山ほどあり一括りで評することはできませんが、どれほどのものが本当に必要でしょうか?私自身が強く思うことは早いうちに「学ぶ」と言う行為をインプットすることは危険極まりないと言うこと。人は遊びの中から学ぶのです。遊ぶ楽しさが自然に、当たり前に学びを深めてくれます。遊びながら学べる子供は自分で工夫しながら興味のある方向に自分自身で進んでいきます。与えられた学びでは自分で工夫することはありません。隠された答えを探すだけでそれ以上を求めません。
日本の若者は想像力や考える力に欠けると言われることがありますが、答え探しの教育スタイルを作り上げてきた弊害だと言い切れないでしょうか?
そして、遊ぶという行為は心がそれに集中できる環境が必要です。心に不安を感じているようでは遊びに集中できません。やはり愛情が必要です。デイケアのヘルパーさんと話していても多くの子供が愛情不足に陥っていると聞きます。我が塾にも残念ながらそのような子供を見かけます。愛情を確かめたくて無意識のうちに叱られるための行動をとってしまうのは愛情不足の子供に共通することです。
キュリー夫人の幼少期は周りの全てに興味を持ち、母親に何故?と問いかけた話しは有名ですね。興味こそが人を育てること以上に彼女の母の愛情が深かったことを感じ取れる逸話ではないでしょうか?