昨日の中畑監督が抗議する写真をネットニュースで見ました。まさに鬼の形相ですね。報道ではことある事に判定における審判の資質を問うばかりですが、違った角度から見てみませんか?
私の父は審判員の資格を持っていたので、実況中継を一緒に見ているととても興味深かったです。アウト、セーフや投球判定は別として、ボーク、守備妨害、走塁妨害やインフィールドフライ、故意落球などの判定では、やはり審判員の方に分があったようで、監督はじめ指導者のルール認識の甘さを指摘していました。審判員の質の向上とともに指導者の質の向上も必要です。サッカーのように指導者も資格制にしてルールの周知をはかってはいかがでしょうか?
次に審判の質に関してですが、審判の地位向上が必要だと父はいつも言っていました。これは権限の強化と言うより、給与などの保障面のことが大きいと思います。まず審判の数を増やし競争をはかるとともに一人当たりの担当ゲーム数を減らし、給与体系を強化する。審判の資質を判定する組織を作り、場合によってはその組織から審判への出場停止も認める、などなどこの辺りはFIFAから学ぶことが大きいと思います。
次に微妙な判定は球団から文書で抗議する権利を与えるとともに退場選手はその試合以外に数試合の出場停止を課し、これは監督コーチにも適用する、としてみてはいかがでしょう?やはりどんなことがあっても安易に暴力で訴えることに対しては毅然としてほしい。
最後にメディアに一言、退場した監督を美化する事はやめてほしい。直接的ではないが体罰や虐めの助長になりかねません。やはり抗議は暴言や暴力を伴わずに行うべきものです。