日本に50万箇所以上の災害警戒区域があるそうですね。単純な割り算で各都道府県で1万箇所以上、各市町村に200箇所あることになります。
地震、津波、高潮、洪水、土砂災害…、日本の安全な地域を探す方が難しいかも知れません。都会は安全と思っている人も多いかも知れませんが、集中豪雨の水害に極めて脆い面も持っていることをご存じでしょうか?
福島事故以来、絶対安全と言う言葉がまやかしであることに気づいた人も多くいるでしょうが、未だに国家や行政に絶対安全を求める人も多くいるようですね。狭義での絶対と言う言葉は現実の世界には存在しません。倫理を学べば理解できることです。
逆に災害が絶対悪だとも言えません。人類の歴史以前からあった自然現象を自分達の都合で災害と言っているだけで、それらの自然現象による恩恵の多大さに目を向けることも必要です。
雨が多くて困ることもあれば、雨が降らなくて困ることもあります。
自然の上に人間が生きていることをついつい忘れがちですが、それを思い出させてくれるのも自然災害かも知れません。