私が何故道化の道を目指したのか?昨日いろいろ思い出して見ました。「クラウン文化」を広めるためというのがその答えです。元々は裏方として携わるつもりでしたが、経験を積むつもりで始めてみると止められなくなってしまいました。ではクラウン文化とはどんなものか?それぞれに捉え方が違うでしょうが、ネットにあった我が師のPDFがもっとも適切な言葉で表現していると思うので紹介します。 

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クラウン(道化師)の世界は、ひと言で言うと《ダメの文化》です。

例えば。。。
☆誰がいちばん、まぬけに転べるか?
☆誰がいちばん、変な顔を出来るか?
☆誰がいちばん、すっとんきょーな声を出せるか?
☆誰のリアクションがいちばん、間が悪いか?
などなど。。。

ふだんの生活では、皆、誰がいちばん何かを《上手に出来るか?》を競い合っています。ところで、少し視点を変えてみると、10人で何かを競ったとしたら、いちばんの人以外の9人は比較的《上手に出来ない》わけです。でも、そこには必ず理由があり、たどって行くとその人の性格や短所などが見え隠れして来ます。実は、その人の短所や欠点にこそ、その人の個性や魅力が溢れていることを、クラウン(道化師)は教えてくれます。是非この機会に、《いちばんダメな人》を目指してみましょう!きっと、今までに出会えなかった《素晴らしいあなた》が見つかるはずです。

いざ!クラウンに挑戦してみましょう!!
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素晴らしいと思いませんか?私もクラウンを経験してそれまで大嫌いだった自分が少しずつ好きになりだしました。自分を愛せない人は他人をも愛せないと加藤締三の本にありました。空気を読めない自分の欠点を今では隠さずに堂々とさらけ出せています。人生が明るく開けました。

また、クラウンはそれぞれの個性を認めあう人権をもっとも大切にします。皆が明るく暮らせる社会の底辺に必要なのがクラウンマインドです。

儒教文化の影響が強い地域では価値観の押し付けが強く見られます。そして多くの人が悩み苦しんでいます。クラウン文化は絶対に今の日本に必要だと思います。

《いちばんダメな人》ってとっても楽しいですよ。