初めてクリスティアーノ・ロナウドをテレビで見たとき衝撃を受けた。左サイドで一人でディフェンダーを何度も抜き去りゴールに迫っていった。危険な香りがぷんぷん漂うゴールハンターとは間違いなく彼のことだと私の記憶に深く刻まれました。

メッシを見たときも、ネイマールを見たときも近いものを感じました。それまでの私はリケルメやジダンのような中盤のファンタジスタが大好きでしたがこれらの「危険な男たち」にサッカーの魅力を感じるようになりました。

これまでの日本人選手は多くの才能あるMFを排出してきました。小野伸二や中村俊輔のように世界のトップリーグでも輝ける選手も現れました。しかしゴール前を一人で切り避けるような素材は未だに出会えません。ただ一人、全盛期の三浦知良を除いて。

メッシにしろネイマールにしろ、体格に恵まれた選手ではありません。日本人とそう変わりありません。ゴール前のドリブルテクニックなど香川真司が彼らに劣っているように思えません。しかし何故シンジから危険な香りがしないのか?ここに日本のサッカー協会、さらには日本のスポーツ教育・指導に問題があるように感じます。この時期にこのような発言は不謹慎かも知れませんがもう一度世界と戦うために協会が新たなメスを入れなければならないと思います。

危険な香りの日本人ストライカーの芽を摘んでいないか?もう一度考え直すべきです。

もしかしたら協会も既に答えを出しているかも知れませんが…