人生には必ず山と谷があります。良いことばかり続きません。塾での毎日は有意義で楽しい時間ですが、落ち込んだり悩んだりすることもあります。

カウンセラーにも「考えすぎ」とよく注意されますが、私はできるだけ深く考えるようにしています。ただ、個人的な感情はできるだけ捨ててここ落ち込みが私に与えてくれる物を探します。

以上の行動には一つの成功経験があります。それは昨年の選挙事務所で受けた1本の電話がきっかけでした。激しい口調で配られたビラの製作案を非難されました。強い支持者からのクレームだったと思います。実は私自身もその政策案は同意できる物ではなかったため、一方的に意見を聞くのみしかできませんでした。

その夜、忙しい候補者と話す機会があり、電話のことは臥せ、自分の疑問としてぶつけてみました。するとそこには大きな改革案があり、その上に前出の政策案が乗っている姿が浮かびました。残念ながら配られたビラはその全体像が全く示されておらず、これでは電話の主のように誤解するのは当然のこと、電話で意見してくれたことに感謝さえできるほどでした。

その夜は徹夜でHPにそのあたりのいきさつがすべて判るようにまとめあげました。翌朝、事務所の皆から大いに誉めていただけました。あの時の電話を嫌なクレームとしてかたずけていたら、自分の成長はあり得なかったと思います。

誰が止めようとも、私は深く考えます。