保育士の試験を受けるべく、時間をかき集めて学ぶ毎日で、昨日から発達心理学を学んでいます。

これまでの私は臨床心理学を中心に心理学を学んできましたが、発達心理学もかなり興味深いですね。発達心理学は基礎心理学のひとつで、人間の発達段階を系統的学ぶことができます。応用心理学の臨床心理学とはアプローチが全く異なり、人間の成熟度がきっちり測れます。

その中で「コールバーグの道徳判断の発達」は特に興味深いものです。ことの善悪を損得勘定、大衆迎合、己の信念などのどの段階で判断するかで心の成熟度合いが測れるという物です。詳しくはもっと細かく複雑なので、興味がある方はWikipedia等でご確認ください。

発達心理学というだけあって、本来は子どもの成長段階を推し量るものですが、我々成人にも十分当てはめられます。残念ながら私たちの周りも十分な発達を遂げているといえる人が非常に少ないことに気づかされます。もともと大衆迎合が強い東洋文化では仕方ないかもしれませんが…。

上記以外に「心の理論」では違った価値観の許容について述べられており、これまた興味深いものです。

これまでの私は学べば学ぶほど孤独感が強くなってきましたが、発達心理学を学ぶことでその孤独感が理解できそうな気がしてきました。十分に心が発達し成熟した理解者が周りに多数いることも気づけました。

やはり学は智を授けてくれます。学と友に感謝します。