自然農に興味を持ち始め、2畦だけですが実験的に始めることにしました。

自然農をご存じない方のために少し解説します。ご存じの方は読み飛ばしてください。専門家の方とその域に達している方は、私が考える自然農法としてお読みください。

自然農とは、耕さない田で稲を育て、草ひきしない畑で野菜を育てると言うものです。いっさいの肥料や農薬は使わず、雑草とともに食物を育てる、自生的な農法です。クラウン仲間がやっていたことで興味を持ち、経済学者である津田先生に近隣で実践されている方を紹介いただき、私も体験してみることとしました。

昨日はようやく暖かくなった陽気の中、午前中の2時間に限定して作業しました。なにせ雑草を気にせず、そのまま植えられるので楽チン。楽以上に雑草や虫たちと仲良くできているように思えて心が満たされた様に感じました。 鳥のさえずりが耳を覆い、この 数ヶ月の忙しさが嘘のように時間が止まったように感じます。

隣の畑を覗くときれいに雑草が処理された茄子の畦、何か不健康そうに感じた私は自然農に取り憑かれてしまったようです。

なぜ、自然農が雑草を刈らないのかというと、雑草がある方が土が肥えるからだそうです。一見、逆説のように感じるでしょうが、自然農の畑は肥料を与えなくても連作ができるようになるそうです。雑草があることで虫や微生物など多くの生命が宿る土は管理された畑に比べて養分を多分に含むことができるようです。自然、他生物との共生という考え方が根底にあるようです。

この4月から塾の運営を任された私は、子供を育てることと自然農で作物を育てることに関連性を感じています。子供とは違って畑では失敗が許されるので、たくさん失敗しながら学び、その経験を子供たちに活かせればと思います。

ケイズ実験農場、上手く行くでしょうか?