３年前の「お祝い」は忘れません。

「Japanese Only」

この言葉がサッカーの世界を飛び越えて社会問題として捉えられています。バナーを掲げた人たちに差別感情が無かったかも知れないですが、ことの重大さを痛感していることでしょう。

差別問題の難しさは簡単に線を引けるものではありません。極端な話し、どれだけひどい罵声を浴びせても、浴びせられた本人が差別と感じなければ、そして心を傷めなければ差別発言とはなり得ませんし、どれだけ注意深くしても差別と受け取られる場合もあります。大事なことは発する側と受ける側の信頼であって、その議論なくして言葉だけの差別論争にならないことを願うしだいです。

さて、今回の問題で思わぬ所から火が吹き出たようです。３年前に東日本大震災をお祝いした彼の国から強く非難されているようです。信頼関係が脆弱だとは言え、これまでの自分たちの行いを省みない行動に呆れるほかありません。構えば噛みつかれるだけですから、もうこれ以上の発言は自嘲しますね。