イギリスかフランスからの依頼であれば韓国は大きく騒ぎ立てたであろう日本の武器輸出禁止3原則の例外は、当事国からの依頼であることが話をよりややこしくしている感は大いにあるでしょう。日本からは「恩を仇で返す国に無償で提供することはない」という声も聞かれます。感情的に理解できないわけではありませんが、私は違った見方をしています。

なぜ韓国は従軍慰安婦問題などで嫌み嫌っていた日本からの援助を願ったのか?メンツ丸潰れでもそうせざる理由があったのでしょう。昨日の報道で韓国軍の弾薬が足りないことを否定する記事がありましたが、否定すればするほど真実味を帯びてくることが理解できないのでしょうか?ましてあれほど陰口悪口していた日本に頼まなければならないのですから。

そして、この一連の行動で私が最も危惧するのは、東アジア情勢の急激な変化です。やはり残念ながら朴大統領に大局を見極める力がないことを世界に認めさせたと言わざるを得ません。恥をさらした上にうえに、無能ぶりまで大盤振る舞いでご披露ですから。そろそろ韓国民も目を覚まさなければなりません。その理由を以下に述べます。

この報道をもっとも喜んだのは誰か?私が思うところに金正恩ではないでしょうか?つい先ほどまで騒がれていた粛清のニュースをかき消しただけでなく、対立する休戦中の敵対国の軍事非常事態が露わになった訳です。加えて航空識別兼問題での緊迫の中、中国が韓国をいっそう過小評価する可能性が高まります。日本以上に経済依存が強くなった中国にもはや対等に渡り合える牌がどこにあるでしょうか?

一方で最も得をしたのは?実のところ安倍晋三ではないでしょうか?日本の軍事的自衛権回復の最も障害となる韓国が事実上、日本国外での軍事行動を認めたわけですから。

経済政策では問題が多いが、外交問題では無敵と言えるほど強いですね、今度の総理は。これまでの首相の弱腰外交も情けないが、ここまで強い日本のリーダーが暴走しないよう我々は注視する必要がありそうです。その前にお隣の大統領、メディア、国民の暴走トライアングルを何とかして貰いたいですが。今こそ韓国に変化が求められているときです。



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