ヨーロッパではクラウン(道化師)はエンターテインメントの花形でサッカー選手や音楽家などと並んで尊敬される職業の一つです。しかし、こと日本に於いては様子が全く違うようです。
当然ながら、その程度のことは理解していたつもりですが、実際に痛感する出来事がありました。紹介しますが、これは現在の日本での状況を示すものであって、実際の個人や団体を非難するものではないのでご理解下さい。
あるキッカケで、あるブラスバンドのコンサートでグリーティングを行うこととなったのですが、その実行委員会でのことです。実行委員はバンドのメンバー以外に多くの団体が絡んでおり、「音楽会にそぐわない」と言う意見や「子供の集中力を分散させる」などなど、かなりな否定的な意見をいただきました。
確かに子供の~の意見はもっともな部分もありますが、これにはやはり日本の文化性の低さが見えてしまいます。ヨーロッパではコンサートもクラウンパフォーマンスも娯楽であることが根底にある芸術です。音楽が高尚であるわけでなく、道化が低俗であるわけでもありません。
次に、コンサート中に子供をおとなしく縛り付けておこうという、大人の身勝手さでもあります。まるで道化がアメで音楽がムチであるがごとく考えているのは大人自身ではありませんか?音楽自体が子供にとって楽しくないものでなくてはなりません。そもそも、クラウンの存在さえ忘れさせる演奏をすれば良いわけですから。
そして、人の心理は心がより大きく動いた後の方が感動を得やすいと言うエンターテインメント界でのセオリーに基づくものでもあります。映画では危機一髪を乗り越えてのラストシーンがよく演出されますが、ハラハラ、ドキドキか強いほど感動するものです。同様に、コンサート前にワクワク、ドキドキする事は全くポジティブなことですが、なかなか理解を得られません。
まるで演奏がおもしろくなかった責任を転嫁されかねないと今後が心配になりました。。
今回はバンド自身が強い意志でチャレンジして、より多くの人を楽しませようとしているのに、水を差しかねません。これがいただいた仕事の話であれば、丁重にお断りするのですが、私から提案し、さらにバンドさんが熱を入れて下さったので今回は成立できました。やはり、信念を貫くと必ず理解者は現れるものです。
この先、こういったことを沢山経験することとなるのでしょう。そしてその一つ一つがクラウニングの普及であり、皆が自信を持って生きてゆける社会につながるものと考え、貴重な体験をさせていただいたと感謝します。
最後に、尊敬してほしいとは思わないけど蔑むように見るのはやめてほしいですね。
Android携帯からの投稿
当然ながら、その程度のことは理解していたつもりですが、実際に痛感する出来事がありました。紹介しますが、これは現在の日本での状況を示すものであって、実際の個人や団体を非難するものではないのでご理解下さい。
あるキッカケで、あるブラスバンドのコンサートでグリーティングを行うこととなったのですが、その実行委員会でのことです。実行委員はバンドのメンバー以外に多くの団体が絡んでおり、「音楽会にそぐわない」と言う意見や「子供の集中力を分散させる」などなど、かなりな否定的な意見をいただきました。
確かに子供の~の意見はもっともな部分もありますが、これにはやはり日本の文化性の低さが見えてしまいます。ヨーロッパではコンサートもクラウンパフォーマンスも娯楽であることが根底にある芸術です。音楽が高尚であるわけでなく、道化が低俗であるわけでもありません。
次に、コンサート中に子供をおとなしく縛り付けておこうという、大人の身勝手さでもあります。まるで道化がアメで音楽がムチであるがごとく考えているのは大人自身ではありませんか?音楽自体が子供にとって楽しくないものでなくてはなりません。そもそも、クラウンの存在さえ忘れさせる演奏をすれば良いわけですから。
そして、人の心理は心がより大きく動いた後の方が感動を得やすいと言うエンターテインメント界でのセオリーに基づくものでもあります。映画では危機一髪を乗り越えてのラストシーンがよく演出されますが、ハラハラ、ドキドキか強いほど感動するものです。同様に、コンサート前にワクワク、ドキドキする事は全くポジティブなことですが、なかなか理解を得られません。
まるで演奏がおもしろくなかった責任を転嫁されかねないと今後が心配になりました。。
今回はバンド自身が強い意志でチャレンジして、より多くの人を楽しませようとしているのに、水を差しかねません。これがいただいた仕事の話であれば、丁重にお断りするのですが、私から提案し、さらにバンドさんが熱を入れて下さったので今回は成立できました。やはり、信念を貫くと必ず理解者は現れるものです。
この先、こういったことを沢山経験することとなるのでしょう。そしてその一つ一つがクラウニングの普及であり、皆が自信を持って生きてゆける社会につながるものと考え、貴重な体験をさせていただいたと感謝します。
最後に、尊敬してほしいとは思わないけど蔑むように見るのはやめてほしいですね。
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