アクセス解析を見る限り、和歌山野宿旅に人気があるようです。
なので続きを…
歩き出して3日目でようやく和歌山県に入ることができた私ですが、
ただ、大川峠はこれでもかというほどつらかったです。
今思うとこの峠を経験したことがこの後の旅を楽にしたのかもしれません。
峠手前のみさき公園まで来たのがお昼前、
一気に峠を越えてしまわないと泊まる場所に苦労すると判断し、
チャレンジしました。
しかしながらその日から真夏の日差しに代わり、
水分補給さえつらくなってきてしまいました。
ここであらかじめ断っておきますが、
この旅は観光旅行ではなく、言わば修行です。
自販機で飲料を買ったり、レストランで食事をしたりということは全く考えず、
できるだけ空海が歩いたのと近いように、
必要な食料と水を持ち、できるだけお金をかけないように、
質素な旅を目指していました。
大川峠を歩いて渡るなど今の時代誰も考えないのでしょう、
道路際の路肩は本当に狭く、
背中のより大きなリュックを背負った私の隣を
何台もの車がかすりそうな近くをびゅんびゅん飛ばしていきました。
おそらく3時間くらいかけてでしょうか、ようやく峠を渡り切り、
市街地近くまで来て、我慢できずにコンビニで1リットルジュースを買って一気飲み、
実は、この後も旅が終わるまで水分補給はてこずりました。
幹線道路沿いに公園がほとんど見当たらず、
多くの水道は民家のものも含めて蛇口のハンドルが外されているのです。
余談ですが、持って行ったスマホの充電にも手を焼きました。
自販機の裏あたりから電源を拝借しようなどと手ぬるく考えていたのですが、
どこの自販機も電源周りが完全にロックされていて、
また公衆トイレでも電源が供給できない場合がほとんどでした。
ほんと世知辛い世の中だと痛感したものです。
峠を越えたのは良いものの昼3時頃を回ると、野宿場所の確保が気になってきます。
このあたりのお話もぜひ聞いてほしいのですが、
たぶん今日はもうおなかいっぱいでしょうから、
次回にしたいと思います。
大川峠を上る前、峠の途中で食品加工会社で井戸水をいただきました。
ようやく県境、本当の旅ここからですが、
もう私の足は悲鳴を上げていました。
靴下が血で真っ赤になっていたことに気付かず、
歩き続けていました。
ただし、ここで泊ってしまってもそれはそれで大変でしたが…
それではまた次回をお楽しみに、
seeya nex'time bye-bye!!