グレッグ・オールマン | ウィザードルーグ

ウィザードルーグ

キャデラックに乗って火星の舞踏場へ

2003年9月、既に帰国を決めていた1週間前に、ラスベガスの当時ハードロックホテル・アンド・カジノの中にあった、The Joint というクラブにオールマン・ブラザーズバンドが来るのを知ってすぐチケットをゲット。このクラブには以前ザ・カルトも来たが、仕事からどうしても抜けれず断念…またローリング・ストーンズの時は、全く興味なく、ましていちばん安いチケットで$1000ドルとかあり得ない暴利でオッサンを見る気もしなかった。


The・Joint はベガスでもストリップからちょっと離れていたし、クラブの大きさも丁度よく、意外と大物アーティストでも、運良ければ普通に話ができた。2002年にザ・フーのベーシスト、ジョン・エントウィッセルが、ライブの後、隣のホテルに泊まり、コカインの過剰摂取で死んだ。地元ではその夜、娼婦を買い、パーティーでハシャギすぎ、57歳の心臓は若すぎる姉ちゃんにはついて行けず腹上死と伝わり、笑いものになった。


そんないかがわしい街ベガスでも、オールマンは神的存在だったので、どうしてもグレッグを観たくてはしゃいだもんだ。ライブの時は歳の割にノリノリの彼だったが、バックステージから出てくるなり、余りにもヨレヨレで、若い彼女に支えられながらバスに乗り込む…その後10分くらい経つとピシッとしてバスから降りてくるなり、ようっ!元気かい?なんて言って生き生きとしていた。


あれこれと20分くらい立ち話をしながら、写真も撮ってくれたし、以前シェールとも結婚してた時期があったけど、思ってた通りの気さくで優しい人だった。当時スマホなんてないし、色々な人に会ったけど、今になってもっと写真を撮っておけばよかったなと後悔している。


亡き兄のデュアンへの想いは言葉では表せないと言っていました。


2017年に亡くなっているから、このサインも貴重な宝…愛とブギーって書いてある。隣のはギターのウォーレン・ヘインズ。彼もまた人間らしい人柄で素敵な人だった。




80年代のスティービーとのツーショット




9月にベガスで観た2003年のツアーはLive At The Beacon TheaterのものがDVDで発売されました。



名曲が多過ぎて選びきれないけど、ライブで聴いて感動したもの、Hittin’ The Note の Album から一曲。



Old Before My Time