ヴィヴィアンのファッションと音楽 | ウィザードルーグ

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キャデラックに乗って火星の舞踏場へ



ヴィヴィアン・ウエストウッドが去年の暮に亡くなっていた記事を見つけました。彼女はSEXピストルズのマネージャー、マルコム・マクラーレンの妻で、70年代半ばからロンドンのキングスロードにデカデカと'SEX''というボンテージファッションのお店を出したきっかけからパンクシーンの始まりとなりましたよね。当時のイギリスといったら、中流階級より下の家庭はお湯も出ないようなアパート暮らしでかなり貧しい環境で育った、ジョニー・ロットンや、シド・ヴィシャスなど、まともな教育も受けれないまま、ポケット工場などでミシン縫いの仕事なんかをしていたどんよりとした当時のイギリスの暗い背景の中、ヴィヴィアンの店に顔を出し、自分と同じ境遇でも何か変化を求めていた若者の溜まり場になり、いづれそのどん底のフラストレーションからバンド結成へと移っていく訳ですが、、、。

彼らのマネージャーとなった夫のマルコムですが、もしヴィヴィアンのお店がなかったら?今日語られるピストルズや、他のパンクシーン、そしてこんなにビッグになったヴィヴィアン・ウエストの成功の出発点は全てこのキングスロードから始まったストーリー、ヴィヴィアンはファッションデザイナーですが、唯一、一つの音楽シーンに多大な影響を与えた重要人物だと再認識しました。彼女がいなかったら、パンクはなかった?若い女の子が持っているお財布もなかったかも知れないんですよね?ヴィヴィアンっはロックだったんですよ。なんて思いました。ご冥福をお祈りします。