終日は昼前には出発しなければなりません。出発まで

1時間も無い時間でしたが、カジノに向かいました。同行者の

X氏とZ氏もあきれた事でしょう。しかしここでの一番の目的は

言うまでも無く、昨日の好調台の行方を確認しておく事に

他なりません。次回に来たときに必ず役に立つと思います。

 

例の一番の見せ台は朝10時というのに、もう打っている人が

いて、周りをその友人が囲んでいました。その状況からして

好勝負をしているものと思われます。3日も据え置く事が

あるのかと少しびっくりです。

 

さて昨日最後に打った台(昨日といっても朝5時まで打って

いたので、5時間前の話ですが)の状況チェックです。

すると最悪の状況ではないですが、それほど良くもありません。

500HK$(1HK$=約11.5円)が飲まれてしまいました。

この状況をどう理解するか考えていると、とても興味深い

ものを見る事が出来ました。

 

隣の全然出ていなかった台に係員が来て、台をあけました。

すると内部に制御盤が見えるわけですが、そこになぜか

一冊のノートが入っているのです!そのノートに何か書き

込みをして再びノートを入れて、台を閉めました。その間、

トランシーバーのようなものを台のスピーカーみたいになって

いる場所の横にずっと置いていました。携帯電話が普及した

このご時世にあまりに不自然なトランシーバー、一体

何なのか、と思っていたら、その台におっさんが先に

座ってしまいました。

 

まあそれでもこの台の状況はこれでチェックできると思い、

見ていると、昨日と雰囲気が違います。いかにも出そうな

感じになっていました。しまったと思いつつ打っていたの

ですが、ここで一計を案じました。

 

時間もなかったので、ダメ元で少し高額役が出たとたんに

自分の打っている台を止めて席を離れました。日本でも

昔たまに実施した逆ハイエナ誘発手法です。案の定、

そのおっさんは私の台をハイエナしてきました。そして私は、

おっさんが座っていた台に悠然と腰を下ろします。

作戦成功です。

 

1000HK$だけ打って止めようとおもっていたら、

ちまちま小役があたるのでクレジットはなかなか減り

ません。こういう台は良い台ですが、いかんせん時間が

ありません。もう10分後にはホテルに戻らなくては

ならないのです。

 

ここは最後の賭けと思い、払い出し倍率50倍で

1ゲーム550円もする熱いゲームを一気に仕掛けました。

すると数ゲーム後になんと7が複数ライン!で揃いました。

うぉーと心の中で叫びながら、倍率リールを注視しました

・・・・・・が、スカでした。なんとも惜しい!2倍でも3倍でも

激アツだったのですが、7の単品払い出しのみです。

それでも2000HK$ゲットで、この朝はトータル500HK

勝ちで今回の熱いカジノ勝負は終了となりました。

 

結局トータルで8000HK$程度負けてしまいましたが、

最後の粘りには夢をみさせてもらいました。

私なりに結論を書かせてもらいますと、設定と呼んで

良いかは別として、客に勝たせる台が確かに存在して

いると私は思いました。カジノではそのような台はなく、

完全確率抽選だという人が多いですが、澳門(中国)と

いう胡散臭さも手伝い、私はそう思っています。

 

そして肝心要の見せ台を見抜く方法も、最後の方で

自分なりに確かな結論を得ましたが、それはこんな

しょぼいブログであっても書けません。ギャンブルは

自分の「秘中の秘の策」を持たないと勝てないし、

それは誰かに漏れたら、もう必殺の策戦ではなくなって

しまいます(私がよくある通販のギャンブル必勝法には

絶対に手を出さない理由でもあります)。

 

その策をもって次も澳門には必ず行きたいと思います。

そして今度こそ勝利の美酒を味わいたいです!

 

終わり・・・最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

 

夜の11時。今日は5時間しか寝ていませんが、まったく

眠たくありません。目の前には燦然と輝くカジノスペースが

あります。私は4300HK$(1HK$=約11.5円)を握り

締めて、最後の勝負に打って出ました。ここまでスロットで

やられたら、その落とし前はきっちりとスロットでつけなければ

なりません!(←最早ビョーキです)

 

しかしここでやっと作戦を考えました。一か八かではありました

が、漠然と打つよりははるかにマシです。

 

カジノスロットには設定はないと言われています。そりゃカジノは

24時間営業なので、設定変更する暇がありません。しかし

本当に無いのか?ラスベガスは規制がとても厳しく設定は

ないという感じですが、人治国家(笑)である中国(澳門も

一応は中国)でそんな悠長な事言っていられるのか?私は

「餅を食わせる台」が存在すると思いました。遠隔操作の

可能性も十分あります!

 

「餅を食わせる台」とは、客付きをよくするため、見栄えの

する台を置いて客の目を引く台のことで、日本のパチンコ店では

このような狙いの台を置いている店がほとんどです。

 

絶対ではありませんが、その存在に賭ける事にしました。

 

ここで、これまでの長いスロット歴が役に立ちました。

昨日負けたわけですが、その時も周辺の出玉状況は

ちゃんと見ていたのです。スロッターとしてこの習慣は

体に染み付いているようです。

 

昨日調子が良かった台を見に行くとラッキーな事に空いて

いました。この考えがそもそも間違っていても、既に設定が

変更されていても成り立たないと言う非常にか細い攻略です

ので、小額をベットして様子を見ます。すると・・・

 

いい雰囲気です。ボーナスタイムにはしょっちゅう入るし、

大きい役も結構な確率でそろいました。これはいける!

と踏んだ私は、レートを上げてみました。

 

そしてしばらく打っていると、ついにきました。5つのライン

全てにボーナスタイム絵柄(3つ以上のラインに停止で

ボーナスタイム突入)が停止するという激アツ目がでました。

 

この目だけで1000HK$払い出しです。そしてボーナスタイムで

さらに1000HK$をゲット!ついについにやりました!

 

その後も順調に出玉を増やし、1000HK$が5000HK$に

までなりました。

 

さてここからが思案のしどころです。これが設定据え置きで

打てば打つほど増えていくのか、上限リミットがあり、それに

達すると回収モードに落ちる可能性もあります。

 

カジノは24時間営業なので、何時までも粘れます。

そう考えると何時までも出続けるというのはどうでしょう?

5000HK$が4000HK$まで飲まれた事もあり、ここは

他の好調台に移動することにしました。(ちなみにこの台は

この後、おばちゃんが低レートで打っていましたが、かなり

好調でした。結果この日のこのシマの1番の見せ台となりました)

 

こちらの次なる好調台は10¢台です。気合が入ります。

先ほどの4000HK$のレシートを投入して勝負です。

マックスベットで1ゲームに30$を賭けるという熱いバトル

です。そしてこの台もボーナスタイム続発で好調をキープして

いました。この戦略はマジでいけるのでは、との期待が

高まります。

 

そしてこの台も来ました。この台はボーナスタイム突入で

ボーナスタイムの継続ゲーム数とその間の役配当が

2倍もしくは3倍になるかが決まるのですが、その最大と

なる20ゲーム3倍を引き当てました。

 

そしてついにこの時がきました。5リールにオールセブン!!!

配当3倍で一発5000HK$の払い出しです。セブンが一番

高級な絵柄ではないのですが(ジャックポットがある)、

それでも準最高目です。めっちゃ気持ちよかったです。

 

クレジット表示がついに10000HK$を超えました。やはり

何の戦略を持たずに勝利などありえないと痛感しました。

 

この台はここで打ち止めと判断し、また移動します。この台は

この後あまり冴えませんでしたが、不調とまではいかなかった

ので、やはり継続して出た可能性もあります。

 

しかし、昨日チェックできた好調台はこの2台だけでした。

ここからは本日の好調台を見つけるしかありません。

 

1台良いのが見つかりましたが、今打っているおっさんが

いつまで打つのか見当もつきません。少し離れて一息入れて

から、再度探索し、やや順調にみえる台を何台か打ち

ましたが、手応えなく、じりじりと所持金を減らす展開に

なってきました。この日は勝ったことだし、そろそろ引き

上げようと思った深夜4時、ついに例の好調台が空きました。

速攻ですわりました。

 

この台、機種としても面白い台でした。9ライン、3リールの

ドラム式で日本のスロットに慣れている私はやはり

ドラム式が好きですね。

 

そして3リールの後ろにさらに2リールあり、3リールで

配当があるとこのドラムが回り、「×5」などと倍率が

書かれた絵柄が停止すると配当がその倍率で増える

(それが2リールもある)という恐ろしくも夢のある仕様です。

 

さらに5¢台ですが、払い出し倍率が1、2、5、50、100倍と

なっており、5倍から次がいきなり50倍でレートが10倍も

跳ね上がります。この台は例の配当倍率リールを有効に

するためにラインはマックスベットにしなければならず、

そうしなければ醍醐味がありませんので、最低でも

ベット20となり、配当5倍だとベット100で5HK$となります。

このレートなら問題ないですが、次の50倍だと1ゲームで

50HK$ベットになってしまい、日本のスロットの10倍近い

高レートです。これは痺れます。

 

さあ本日の好調台、とりあえず倍率5倍でまわします。

するといきなりバー揃いで、倍率リールに10倍が

停止しました。そしてさらに第2倍率リールにも10倍!

マックス100倍配当です。シングルバーは高々20枚配当

なので、配当倍率5倍では20×5×100倍で10000枚

配当にとどまりました。それでも5¢台だから500HK$の

配当で、幸先良しといったところでしょう。

 

そして最大の見せ場がやってきました。3リールで7が揃い、

倍率リールに10倍が止まります!激アツです、そして

ゆっくり回る最終第2倍率リールを注視するとそこにも

5倍がどん!と止まりました。3000HK$ゲットです!

これはホント熱いです。

 

これがもし払い出し倍率50倍だったら・・・30000HK$です!

まあそうは簡単ではないのでしょうけどね。

 

結局この日は8000HK$の勝ちでした。昨日までの負けを

完全には取り返せていませんが、納得のスロットでした

 

・・・まだつづく・・・

初日のカジノは、7000$(1HK$=約11.5円)の負け、

スロットに限れば10000$の負けという散々な出だしでした。

 

2日目も単独行動でカジノ☆ガチンコ勝負です。まだ10万円が

ある!(←もうかなり病んでいる)と思いきや、10万円しか

ないという不安のほうが強く頭をよぎります。

 

ギャンブルは予算を気にしだしたら負けます。ここぞという

時に大きく張れない、度胸がなくなるからです。澳門には

いたるところにキャッシュディスペンサーがあり、誘惑が

多くて怖すぎます。中国銀行には生活費が10000元以上

入っている。しかしこれを使ってしまうと、日本の銀行口座に

金があっても中国にはなくなってしまい、小芳と路頭に

迷ってしまう。さすがにこれだけは手をつけるわけには

いかない!と最後の自制心を出しますが、中国銀行の

ディスペンサーを見るとなんと「JCB」のマークがあるでは

ないですか!私は友人がいる関係でJCBがメインカードなの

ですが、それが使える=日本のJCB口座の金が使えると

いうことなります!

 

この誘惑には負け、ついに5000HK$を引き出してしまい

ました。残っていた10万円のうち5万円を両替し、あわせて

9300HK$となりました。次回は中国銀行のカードは

最低でも持ってこないようにする事を誓ったのは言うまでも

ありません。

 

この日は少し他のカジノも覗いてみようと少し歩いてウィンに

行きました。とてもきれいで広いカジノスペースなのですが、

時間が昼の12時ごろという事で盛り上がりに欠けて

いました。昨日勝った大小をしたかったのですが、大小の

テーブル自体が少なく、客もいません。

 

そうなるとふらふらとスロットの前に座る自分がいました。

しかし今回はさすがに高額でベットする気にはなれず、

最小の2¢代でそれもレートも抑えながらペシペシと打って

いました。それでも一般の中国人からするとそれなりの

レートのようで、打っている最中に中国人のおばちゃんが

やってきてこのカードを挿してくれとカードを差し出します。

 

どうもそのカードを挿してプレーしているとポイントが溜まり、

色々な恩恵が受けられるようです。あとで調べるとそれ

こそが「コンプ」である事が判明しました。次回澳門に

行った時は私も必ず作ろうと思いました(また行く気満々な

訳ですね)。

 

そうしてスロットしながら勝ったり負けたりしていたわけ

ですが、気が付くとレートを上げて打っている自分が

います。やはり熱くなると止められないのが私の悪い癖です

しかしここでも無策すぎました。軍資金のうち5000HK$が

溶けてしまいました。トータルで12000HK$の負けです。

なんとも悲惨な状態となりました。

 

ウィンを重い足取りで後にし、続いてMGMというカジノに

向かいます。こちらもきれいな大きなカジノで、面白いの

ですが、ここでも無造作にスロットしてしまっている自分が

います。ジャックポット狙いの一発狙いですが、そんなに

甘くありません。ここでも2000HK$を巻き上げられ、

ついに所持金2000HK$ぐらいしかありません。

ってか既に夜の8時です。コンビニで買ってきたスナックしか

食べていません。でもなぜか全然元気だし、疲れないのが

恐ろしいです。

 

8時にリスボアに戻ってきました。ここで昨日勝った大小を

再びやります。2000HK$をチップに換えいざ勝負です。

やはり勝てます。すぐに4000HK$になりました。しかし

ここで焦りが出たのでしょうか?あまり読めないところ

なのに1000HK$を賭けて2連敗、2000HK$に

逆戻りしてしまいました。そして次のタイミングが作戦2が

発動できる状況でした!ここは!一気に2000HK$いくしか

ないと大に2枚の1000HK$チップをおきます。って一回の

勝負で22000円ですね。やりすぎです。さあ、注目の

目は・・・なんと222のゾロ目(親の総取り)・・・爆死です。

 

ついに所持金ゼロ。残ったのは日本円で5万円のみと

なってしまいました。

 

この時やっと同行のX氏とZ氏と合流です。ってか偶然に

会いました。奇跡的です。今思えばこの偶然によって一息

入れたことが私の最後の勝負の結果を大きく変えたと

思いました。

 

まともにご飯も食べてなかったので、グランドリスボアで

サンドイッチをパクつき、ビールを飲んでおなかも頭も

落ち着く事が出来ました。

 

いよいよ5万円を4300HK$に両替して最後の戦いです!

 

・・・つづく・・・

 

長編アメンバー限定記事「澳門の暑い熱い夜」です。

 

私が世界の中でもっとも行ってみたい都市として候補に

挙げられるのが澳門(マカオ)です。

 

香港ほどは有名ではなく、日本から澳門への直通便も

決して多くないのですが、私は以前からずっと行きたいと

思っていました。

 

その目的とは、「カジノ」です。私は「飲む、打つ、買う」と

いう3大ダメ人間の要素がすべて好きですが、とりわけ、

打つのは大好きなのです。

 

ラスベガスにも行ってみたいのですが、遠いし、簡単には

行けませんが、澳門は簡単に行けます。加えて「買う」事も

なかなかに魅力的な都市のようで、それも一応楽しみに

していきました。

 

が、今回はその件は省いて、全てギャンブルについて

書きます。徹底的にカジノ旅行でした。

 

今回は正直ネタばれ覚悟のブログです。以前にもお願い

しておりますが、気づいてもこっそりと教えてくれるか、

黙っていてくださいね。間違っても大衆の面前で

言わないでください、お願いします。

 

さて今回の同行者は、Z氏とX氏でした。どちらも蘇州の

駐在員7000人の中でも指折りの女遊び好きでかつ

上級者です。彼らはそっち方面の行動とカジノを併用する

感じです。

 

澳門のカジノで盛んなのは、バカラと大小だと思います。

しかし私は、学生時代にその生活費を稼いでいたスロットが

大好きなのです。

 

さて、念願の澳門に到着してホテルにチェックインを

済ませて、その昼は違う行動を取っていましたが、

晩御飯を済ませて夜9時からいよいよカジノに挑みました。

 

まず始めに行ったカジノは今回の宿泊ホテルにも近い

「グランド リスボア」です。ド派手なネオンが印象的な

大型カジノで、テーブルもスロットも多数設置されていました。

 

ここのカジノはドレスコードも何もなく気楽に入れます。

写真撮影はどこも不可なのが残念です。

 

さてスロットに早速挑戦してみたわけですが、この時、

大小やルーレットはそれなりに作戦を考えて臨んだのにも

かかわらず、スロットに関しては戦略も何も持たず、

ただ運任せにしてしまったのは今思えば自分自身でも

不思議なほど軽率でした。

 

軍資金は20万円です。日本円で持ってきました。

そのうち10万円を両替しました。それまでの出費で使った

分を引くと残りは約6000HK$(1HK$=約11.5円)でした。

 

まずは10¢台(1$=100¢)で打ち始めます。スロットには

台ごとにレートがあり、2¢から1$台までありました。

しかしこれには罠があります。2¢台でも1ラインあたりの

当選倍率が設定できるようになっているのです。×1を

選べば、そのまま2¢台ですが、大抵30倍ぐらいまで、

ひどい台だと100倍も設定できます。100倍を設定すれば、

2¢台が一瞬にして2$台に変化するから、きわめて危険です。

 

さらには有効ラインも20通り以上あるのが普通で、こちらは

全通りにするのが内部制御的に望ましいはずです。

 

具体的に私が実際に打った10¢台でいくと、ラインは

30通り、10倍を選択しているので、1ゲームで300の

クレジットが消費されます。300のクレジットは10¢だから

30$なわけで、1回のゲームで30$(330円)かかって

いる事になります。日本のスロットは3回掛け60円ですから

実に5倍以上のレートで打っていることになります。もっと

事前に作戦を準備していくべきでした。

 

私には本来、博才はありません。運で勝負して勝つことが

できません。日本のスロットも理屈と技術で勝つべくして

勝ってきました。

 

最初の予定ではちょっとスロットして大小などをがっつり

しようと思っていたのですが、このスロットが面白いです。

日本のものと違い自分でストップさせられないので面白く

ないだろうと思っていましたが、そんな事はありませんでした。

中国にはないので(違法を除く)久々にやったこともあるで

しょうけど、完全にはまってしまいました。

 

1000$が次々と失われていきます。最初の10¢台は

勝負にならないと判断し、レートを5¢まで下げて打ち

続けますが、例のレートアップ機能でついつい大きく勝負して

しまい、結局日本のスロットより大きな金額で勝負が続きます。

 

そして用意した6000$はあっさりとマシンに飲み込まれて

しまいました。おそるべしカジノ。

 

どうしようか、ホテルには残り軍資金がまだ10万円置いて

あります。しかしそれを取りに帰るとX氏らに会ってしまい

恥ずかしい・・・。今日はこのまま負けて帰ろうかと思ったら、

ポシェットの中に持っていた人民元がありました。よしこれだ、

と1000元を両替しました。1100$ぐらいになりました。

 

しかしもうさすがにスロットはきついので、ここで気分を

変えて大小に挑戦しました。場所も普通のリスボアの

カジノに移動です(といっても徒歩30秒ですが)。

 

大小はサイコロを3つふってその合計値が9以下で

あれば「小」、10以上であれば「大」で、それを予想する

というものです。細かい出目の予想もできるのですが、

控除率が悪いので、ここは素直に大小を予想したほうが

良いです。

 

さて、この大小は調べて戦略を用意してきました。サイコロの

目には法則があるといわれており、その法則を読めた

ものが勝つといわれています。加えて、3つのゾロ目は

大小関係なく親の総取りとなり、これがカジノ側の収入源に

なるわけですが、その3ゾロの出現率は2.78%にすぎず、

これだけではカジノ側にうまみがないと思われ、サイコロの

出目はカジノ側がある程度操作できると考えるのが

自然です。そこを上手く付くのが今回の大きなポイントです。

 

大小はゲームセンターにあるような機械で出来るものも

ありますが、この戦略を実施するためにも、またカジノの

醍醐味を味わうためにも、テーブルにてタイマンで

やらないと面白くありません。

 

最初はどきどきしましたが、まずは1000$札をテーブルに

投げ出し、チップに交換してもらいます。ちなみにお札は

テーブルに置かねばならず、手渡しは禁止されています。

ディーラーと客の癒着を防止したり、お金を受け取る、

取らないといったトラブルを防止するためでしょう。

 

ゲームはまずディーラーがサイコロ3つが入った容器を

すっぽり覆えるような容器で見えなくして振動させます。

そして客が思い思いの場所にベットしていくという流れに

なります。

 

ここで、作戦1.出目を意図的に管理していると考え、

まずは他の客がどのような傾向でベットするのかを見ます。

大が多いのか、大小以外の予想をするのが多いのか、

などをじっくり見て自分は他の大半の客がベットし終えて

からベットします。そのベットはあまり客が賭けていない

方にします。

 

これ結構有力な作戦のようで、最初から勝率7割ほどで

勝ちまくります(7割勝つというと低く聞こえるかもしれない

ですけど実際にはほとんど勝っている印象になります)。

ただし賭けているのが100$程度なので2000$程度にも

なかなか到達しません。既に6000$溶けているので、

少しじれったいですが、ここは我慢して作戦2.の

タイミングを計ります。

 

作戦2.は出目が112とか456とか大小に大きく振れた

とき、次のゲームはその反対にかけるというものです。

3つの出目の合計が4とか5なら次は大に賭ける訳です。

 

4,5,16,17は滅多に出てきません。その次のゲームには

ある特徴が出るという基本的な考えに基づかれています。

 

しかしここで私の勝負師としての読みが当たりました。

この作戦2.は他の客も感づいている客が多く、みんな

反対に多めにかけている状況が見えました。

 

これではカジノ側は面白くありません。

 

そこで、極端な出目の後、一回様子を見ることにしました。

そして法則どおり反対側が出れば、その回は諦めます

しかし実際に極端な目が出たにもかかわらず、次のゲームで

同じ側が出た時、多くの客がそれで負けるわけですが、

その後がチャンスと見ました。満を持して反対側に大きく

賭けました。この時も他の客が賭けてから冷静にベットする

事を忘れずに実行できました。

 

この作戦が見事に的中し、ほぼ当たりでした。「勝利の

法則から一歩他人に先んじた行為をしたものが最終的に

勝つ」、これが、私が日本のスロットで勝ち続ける事が

出来た最大の要因です。

 

チップがばしばし増えます。最初1000$だったのが、

最終的には4000$にまでなりました。4倍です。これは

結構すごい事だと思います。

 

ここで時計を見るともう夜中の3時です。カジノに入り

浸ってから6時間が経過していました。

 

このまま帰れば良いものを!澳門の暑い熱い夜は私に

まったく眠気を起こさせません。リベンジとばかり再び

スロットに挑む私がいました。ここ澳門はかなり自制心の

リミットが壊れやすくなってしまうようです

 

そして、見事に返り討ち・・・儲けた3000$はおろか、

元手の1000$も使い果たし、5時にようやくホテルに

戻り、就寝しました・・・。

 

・・・つづく・・・