夜の11時。今日は5時間しか寝ていませんが、まったく
眠たくありません。目の前には燦然と輝くカジノスペースが
あります。私は4300HK$(1HK$=約11.5円)を握り
締めて、最後の勝負に打って出ました。ここまでスロットで
やられたら、その落とし前はきっちりとスロットでつけなければ
なりません!(←最早ビョーキです)
しかしここでやっと作戦を考えました。一か八かではありました
が、漠然と打つよりははるかにマシです。
カジノスロットには設定はないと言われています。そりゃカジノは
24時間営業なので、設定変更する暇がありません。しかし
本当に無いのか?ラスベガスは規制がとても厳しく設定は
ないという感じですが、人治国家(笑)である中国(澳門も
一応は中国)でそんな悠長な事言っていられるのか?私は
「餅を食わせる台」が存在すると思いました。遠隔操作の
可能性も十分あります!
「餅を食わせる台」とは、客付きをよくするため、見栄えの
する台を置いて客の目を引く台のことで、日本のパチンコ店では
このような狙いの台を置いている店がほとんどです。
絶対ではありませんが、その存在に賭ける事にしました。
ここで、これまでの長いスロット歴が役に立ちました。
昨日負けたわけですが、その時も周辺の出玉状況は
ちゃんと見ていたのです。スロッターとしてこの習慣は
体に染み付いているようです。
昨日調子が良かった台を見に行くとラッキーな事に空いて
いました。この考えがそもそも間違っていても、既に設定が
変更されていても成り立たないと言う非常にか細い攻略です
ので、小額をベットして様子を見ます。すると・・・
いい雰囲気です。ボーナスタイムにはしょっちゅう入るし、
大きい役も結構な確率でそろいました。これはいける!
と踏んだ私は、レートを上げてみました。
そしてしばらく打っていると、ついにきました。5つのライン
全てにボーナスタイム絵柄(3つ以上のラインに停止で
ボーナスタイム突入)が停止するという激アツ目がでました。
この目だけで1000HK$払い出しです。そしてボーナスタイムで
さらに1000HK$をゲット!ついについにやりました!
その後も順調に出玉を増やし、1000HK$が5000HK$に
までなりました。
さてここからが思案のしどころです。これが設定据え置きで
打てば打つほど増えていくのか、上限リミットがあり、それに
達すると回収モードに落ちる可能性もあります。
カジノは24時間営業なので、何時までも粘れます。
そう考えると何時までも出続けるというのはどうでしょう?
5000HK$が4000HK$まで飲まれた事もあり、ここは
他の好調台に移動することにしました。(ちなみにこの台は
この後、おばちゃんが低レートで打っていましたが、かなり
好調でした。結果この日のこのシマの1番の見せ台となりました)
こちらの次なる好調台は10¢台です。気合が入ります。
先ほどの4000HK$のレシートを投入して勝負です。
マックスベットで1ゲームに30$を賭けるという熱いバトル
です。そしてこの台もボーナスタイム続発で好調をキープして
いました。この戦略はマジでいけるのでは、との期待が
高まります。
そしてこの台も来ました。この台はボーナスタイム突入で
ボーナスタイムの継続ゲーム数とその間の役配当が
2倍もしくは3倍になるかが決まるのですが、その最大と
なる20ゲーム3倍を引き当てました。
そしてついにこの時がきました。5リールにオールセブン!!!
配当3倍で一発5000HK$の払い出しです。セブンが一番
高級な絵柄ではないのですが(ジャックポットがある)、
それでも準最高目です。めっちゃ気持ちよかったです。
クレジット表示がついに10000HK$を超えました。やはり
何の戦略を持たずに勝利などありえないと痛感しました。
この台はここで打ち止めと判断し、また移動します。この台は
この後あまり冴えませんでしたが、不調とまではいかなかった
ので、やはり継続して出た可能性もあります。
しかし、昨日チェックできた好調台はこの2台だけでした。
ここからは本日の好調台を見つけるしかありません。
1台良いのが見つかりましたが、今打っているおっさんが
いつまで打つのか見当もつきません。少し離れて一息入れて
から、再度探索し、やや順調にみえる台を何台か打ち
ましたが、手応えなく、じりじりと所持金を減らす展開に
なってきました。この日は勝ったことだし、そろそろ引き
上げようと思った深夜4時、ついに例の好調台が空きました。
速攻ですわりました。
この台、機種としても面白い台でした。9ライン、3リールの
ドラム式で日本のスロットに慣れている私はやはり
ドラム式が好きですね。
そして3リールの後ろにさらに2リールあり、3リールで
配当があるとこのドラムが回り、「×5」などと倍率が
書かれた絵柄が停止すると配当がその倍率で増える
(それが2リールもある)という恐ろしくも夢のある仕様です。
さらに5¢台ですが、払い出し倍率が1、2、5、50、100倍と
なっており、5倍から次がいきなり50倍でレートが10倍も
跳ね上がります。この台は例の配当倍率リールを有効に
するためにラインはマックスベットにしなければならず、
そうしなければ醍醐味がありませんので、最低でも
ベット20となり、配当5倍だとベット100で5HK$となります。
このレートなら問題ないですが、次の50倍だと1ゲームで
50HK$ベットになってしまい、日本のスロットの10倍近い
高レートです。これは痺れます。
さあ本日の好調台、とりあえず倍率5倍でまわします。
するといきなりバー揃いで、倍率リールに10倍が
停止しました。そしてさらに第2倍率リールにも10倍!
マックス100倍配当です。シングルバーは高々20枚配当
なので、配当倍率5倍では20×5×100倍で10000枚
配当にとどまりました。それでも5¢台だから500HK$の
配当で、幸先良しといったところでしょう。
そして最大の見せ場がやってきました。3リールで7が揃い、
倍率リールに10倍が止まります!激アツです、そして
ゆっくり回る最終第2倍率リールを注視するとそこにも
5倍がどん!と止まりました。3000HK$ゲットです!
これはホント熱いです。
これがもし払い出し倍率50倍だったら・・・30000HK$です!
まあそうは簡単ではないのでしょうけどね。
結局この日は8000HK$の勝ちでした。昨日までの負けを
完全には取り返せていませんが、納得のスロットでした
・・・まだつづく・・・