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 朝の博多駅は、まだ少し眠たげな空気をまとっていた。

午前9時10分。バスは静かにエンジンを鳴らし、今日の旅が始まる。目的地は本州の玄関口・下関、そして山口の誇る国宝、瑠璃光寺五重塔。歴史と美食を一度に味わう、心躍る一日だ。 

小倉で仲間を迎え、バスは関門海峡へと向かう。窓の外に広がる海はきらきらと光り、潮の香りが旅情を誘う。トンネルを抜けると、そこはもう山口県。ほんの数分で県境を越える不思議さに、毎回小さな感動を覚える。

 異国の風が残る「旧下関英国領事館」 

最初の立ち寄り地は、旧下関英国領事館。赤レンガの建物が静かに佇み、明治の面影を今に伝えている。日本に現存する最古の領事館建築と聞くだけで、背筋が少し伸びる。

 館内に一歩足を踏み入れると、木の階段や高い天井が、当時の外交官たちの息遣いを感じさせる。窓の外には港町・下関の風景。異国文化と日本が交差したこの場所で、歴史のページをそっとめくるような30分を過ごした。

伊藤博文も愛した味――春帆楼本店で「ふく会席」
 お待ちかねの昼食は、春帆楼本店。
日本ふぐ料理公許第一号として知られ、伊藤博文がこよなく愛した老舗中の老舗だ。 

席に着くと、丁寧に仕立てられたふく会席が運ばれてくる。透き通るようなふく刺しは、まるで白い花が咲いたよう。箸で一枚すくい、特製のポン酢につけて口へ運ぶと、淡く上品な旨みが静かに広がる。 


 

 唐揚げ、鍋、締めの雑炊まで、どれも滋味深く、80分という時間があっという間に過ぎていく。

「これぞ旅のごちそう」
そんな言葉が自然と心に浮かんだ。 

下関でお土産探し、旅の余韻を包む時間 
食後は下関での買い物タイム。
海産物や名物のお菓子が並ぶ売り場は活気に満ち、どれにしようかと迷うのも楽しいひとときだ。家族や友人の顔を思い浮かべながら選ぶお土産は、旅の思い出を持ち帰る小さな宝物になる。

 修復を終え、よみがえった国宝――瑠璃光寺五重塔 
午後、バスは山口市へ。

瑠璃光寺五重塔が見えてくると、車内に静かな感嘆の声が広がる。令和の大改修を終えたばかりのその姿は、凛として美しく、まるで新しい命を得たかのようだ。 

青空を背景にそびえる五重塔は、日本三名塔のひとつ。どの角度から見ても均整が取れ、時代を超えて人々を魅了してきた理由がよく分かる。境内を歩きながら、風に揺れる木々の音に耳を澄ませると、心がすっと落ち着いていく。

 約50分の滞在は、忙しい日常を忘れさせてくれる、貴重な「静」の時間だった。

 夕暮れとともに、旅は終わりへ
 帰路につく頃、窓の外は夕焼け色に染まり始める。 
小倉には18時20分頃、博多には19時30分頃到着予定。朝からたっぷり詰まった一日だったが、不思議と疲れよりも満足感が勝っていた。 

歴史に触れ、名物を味わい、国宝に心を奪われる――
このバスツアーは、移動の快適さだけでなく、「一日でこんなにも深い旅ができる」という喜びを教えてくれる。 

忙しい毎日の合間に、ふと非日常へ連れ出してくれる日帰り旅。 
次はどんな景色に出会えるだろうか。そんな期待を胸に、バスを降りた。