

こんにちは
今回は、九州の美しい温泉地をめぐる2泊3日の空想旅行にご案内します。博多から出発し、石仏や歴史ある宿場町を歩き、老舗旅館でゆったり。さらに、国指定重要文化財の芝居小屋や幻想的な灯籠の世界を堪能し、黒川温泉では木造旅館の露天風呂に浸かる贅沢――それでは、旅のはじまりはじまり。
【1日目】静寂に癒される石仏と宿場町、そして美肌の湯へ
◆ 9:00 博多駅 出発!
朝の博多駅、旅のワクワクが詰まった観光バスに乗り込みます。見上げれば晴天、窓の外は次第にビルから緑豊かな風景へ。
◆ 法安寺 ~石仏と季節の花に包まれて~
最初の目的地は、福岡県の法安寺。苔むした石段の先に、静かに佇む石仏たち。どこか懐かしくて、心がスッと軽くなるような場所でした。境内には四季折々の花が咲き、今回はアジサイが満開!石仏のまわりに咲く青や紫の花々は、まるで極楽のような静けさでした。時間は約30分でしたが、十分に心のデトックス完了です♪
◆ 肥前浜宿 ~歴史を感じる白壁の町並み~
◆ 嬉野温泉・大正屋に宿泊
15:30ごろ、佐賀県嬉野市の「大正屋」に到着。大正14年創業という、歴史ある老舗旅館です。館内は木の温もりに包まれ、丁寧に磨かれた廊下に旅情を感じます。部屋に案内されると、有田焼の湯呑でいただくお茶とお菓子の心遣い。夕食は、旬の食材を有田焼の器で彩った会席料理。特に「佐賀牛の陶板焼き」が絶品で、まさに舌鼓とはこのこと!そして何より感動したのは、日本三大美肌の湯・嬉野温泉。とろりとした肌ざわりのお湯にゆっくり浸かると、旅の疲れもすっかり溶けてしまいました。
【2日目】芝居小屋と灯籠の伝統文化、そして黒川温泉へ
◆ 9:00 嬉野温泉を出発
美肌の朝風呂と旅館の優しい朝ごはんを楽しんだら、次の目的地へ。
◆ 八千代座 ~タイムスリップする芝居小屋~
◆ 山鹿灯籠民芸館
◆ 玉名・きくすいの里 ~ご当地肉の贅沢ランチ~
◆ 黒川温泉・夢龍胆に宿泊
16:00、阿蘇の山あいに佇む黒川温泉へ。今回泊まるのは、和風木造旅館「夢龍胆(ゆめりんどう)」。その名の通り、夢のような空間が広がります。夕方、少し涼しくなった頃に、宿の露天風呂へ。岩風呂の奥からは湯けむりが立ち上り、目の前には竹林。カエルの声を聞きながらの湯浴みは、まさに至福。そして夜は、黒川温泉街を浴衣姿でぶらり。湯めぐり手形を持った旅人たちとすれ違いながら、温泉情緒を存分に味わいました。
【3日目】絶景と湯の街で、旅のクライマックスを迎える
◆ 9:30 黒川温泉を出発
朝食の温泉粥と湯豆腐であたたまったら、いよいよ旅のラストスパート!
◆ 九重“夢”大吊橋 ~空中散歩を楽しむ~
◆ 湯布院・湯の坪街道と金鱗湖
旅の最後は、人気の温泉地・由布院へ。名物「鰻せいろ」の昼食をいただいた後は、自由散策タイム。湯の坪街道では、おしゃれな雑貨店やカフェが立ち並び、目移りしてしまいます。金鱗湖では、湖面に映る雲と緑がゆらめき、静かな時間が流れていました。焼き立てのスイートポテトとコーヒーでひと息。心に残る、やさしい時間となりました。
◆ 16:30 博多駅到着(予定)
バスは再び博多駅へ。帰り道では、車内で「次はどこへ行こう?」と話す声も。2泊3日の空想旅は、まるで本当に旅したかのような満足感をくれました。石仏、灯籠、芝居小屋、そして美肌の湯と木造旅館――
九州には、まだまだ知らない「癒し」と「歴史」がたくさん詰まっています。次はあなたも、ふらっと温泉旅に出かけてみませんか?