岸田総理は、この事がどれだけ国益を損ねているのか、分かった上での決断か?
韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は7日、日韓首脳会談後に岸田文雄首相と行った共同記者会見で、東京電力福島第1原発の処理水海洋放出に関し、韓国の専門家らによる視察団を日本に派遣し、現地を視察させることで合意したと明らかにした。
岸田首相は視察団の受け入れは今月中になると表明した。首相はまた、海洋放出に関する韓国側の「懸念を認識している」と述べた。(ソウル支局)
よくもまあ、こんな論外な事を受け入れたものです。
既にIAEA(国際原子力機関)の査察を受け入れ、浄化処理水の海洋放出について、安全性に問題ないというお墨付きをもらっているのです。
これでは韓国の戯言を受け入れただけでなく、IAEAの査察の国際的信用性を棄損する真似をしたことにつながります。
それがどれだけ国際的信用性を失墜することにつながるか、岸田総理は理解しているのでしょうか?
韓国の戯言の方が信用できるも言ったも同然の行為です。
呆れますね。
第一、問題のIAEAの査察には、韓国も参加していたのです。
(ついでにいれば、シナも)
ならばIAEAの査察が信用できるかどうか、中から理解していたはずです、韓国政府は。
それなのにこんなことを言ってくるのは、それで韓国国民が納得しないからでしょう。
それをなだめるために、尹錫悦が岸田総理に泣きつき、それを岸田総理が受け入れたのでしょうね。
こんなことをしても、韓国には利益になっても、日本には何一つ国益につながりません。
むしろ大きく国益を損ね、そして国際的信用を失うでしょう。
さらに日本相手にはどんな理不尽な要求をしても、ごね得で通せるという風に受け取られ、同様な事を要求してくる国が出て来てもおかしくありません。
シナなどが同じ要求をしてきたとき、突っぱねることが出来るでしょうか、岸田総理に、閣僚たちに。
そして韓国の視察団を受け入れて、それで『海洋放出に問題なし』という結論が出るならまだしも、『問題あり、海洋放出は認められない』という調査報告が出た時に、岸田総理は、日本政府は受け入れるのですか?
その覚悟があって、査察団の受け入れをしたのですか?
絶対にそうではないでしょう。
これは想像ですが、尹錫悦が「形だけ査察団を受け入れてくれ、それで国民を納得させる」とでもいったのではないですかね?
それで岸田総理はその言葉を信じて、受け入れたのではないでしょうか?
もし私の想像通りなら、甘すぎますね。
岸田総理は外相をしていた時から韓国との交渉はダメダメでしたが、この失態の繰り返しになるのではないかという予感しかしません。
慰安婦合意で、世界遺産登録で煮え湯を呑まされてきたというのに、まだ岸田総理は懲りないのでしょうか?
この調子では目前のG7首脳会談も、とんでもない譲歩を各国首脳に献上することになるのではないかという心配しかありません。
CO2削減問題とか、LGBTとか、受け入れるべきでない大問題が待っているというのに。
こういう宰相を戴いていることが、今の日本の不幸ですね。
更に不幸なのは、代わりになり得る人材がいないことですね。
いても表舞台に立つことが許されない日本の現状に、ため息しか出ません。