注目記事2584~【自衛隊ヘリ墜落】現状では捜索を見守り、原因の決めつけは慎むべき | 朱雀ひのでのブログ

朱雀ひのでのブログ

「朱雀ひので」の、日々徒然に思う事を書き連ねるブログ。世の中に何が起きても、陽(ひ)は毎日昇る。何が起きても陽に向かって前向きにいきたい!と願って…

この説明だけでは憶測を呼ぶだけで、不十分だと思います。

 

防衛省、陸自事故への中国関与「あり得ない」

 

 

 

 

 

現状では事実確認と搭乗者の無事を祈るだけで、きちんとした情報もなしに、思い込みで物事を判断、発言しない方がいいと思います。

シナ軍の関与が「ありえない」なら、なぜそう結論付けられるのか、その根拠を示すべきでしょう。

もちろんそう言い切れる明確な根拠があっても、防衛秘密に引っ掛かって明らかに出来ない部分はあるにせよ。

 

まずはヘリが墜落した状況の確認を、その状況を報道した記事から確認します。

 

 

【詳細】自衛隊ヘリ 直前の10分間 管制官との交信内容明らかに

 

 

 

6日、陸上自衛隊のヘリコプターが沖縄県の宮古島の周辺で消息を絶った事故では、乗っていた第8師団長など10人がいまも行方不明となっていて捜索が続けられています。

離陸から消息を絶つまでの10分間に何があったのか。

管制官との交信の具体的な内容などが徐々にわかってきました。

午後3時46分離陸「海岸線を飛行」

 

陸上自衛隊によりますと、ヘリコプターは航空自衛隊宮古島分屯基地を6日の午後3時46分に離陸。

空港の管制官と複数回無線でやり取りをしていました。

関係者によりますと、離陸前に「離陸します」「離陸していいですか」と宮古島の空港の管制官と交信したあと、「離陸しました」と連絡し、「海岸線を飛行します」と伝えていました。

陸上自衛隊が公表した航跡図からも、ヘリコプターが島の中央部にある基地を離陸したあとほぼ真北へ進み、海上に出るあたりで進路を北西に変え、海岸線に沿うようにして飛行したことがわかります。

宮古島の管制圏を出て飛行 その後下地島の管制圏へ

 

航跡図では、海岸線を飛行する途中で空港から半径およそ9キロの範囲に設定されている宮古島の管制圏を出たとみられています。

その後、ヘリコプターは宮古島の北にある池間島の周囲を反時計回りに周回し、南西の方向に向かっています。

管制官とのやり取りでは、宮古島の管制圏を出る際にも「いま出ます」と伝え、管制官は「周波数を変えてください」と伝えていたということです。

消息絶つ2分前に最後のやり取り

 

そして、午後3時54分ごろには隣接する下地島の空港の管制官から「下地島の管制圏に入ったら下地島の周波数で連絡ください」と伝えられると「了解」と応じました。

管制官との交信はこれが最後となりました。

その2分後、航跡図では進路をほぼ真南に変えたあとの午後3時56分に航跡が消えました。

目視で飛行 当時の気象状況は

陸上自衛隊によりますと、消息を絶ったヘリコプターは宮古島周辺の地形を確認するため目視による飛行を行っていたということです。

当時の気象状況は、風速7メートルの南よりの風が吹き、視界は10キロ以上、雲の高さはおよそ600メートルで、飛行する上で特に問題はなかったということです。

防衛省関係者によりますと、地形を確認するためにヘリコプターが飛行する場合の高度は、300メートルから500メートル程度が一般的だということです。

機体は先月の点検で「異常なし」

陸上自衛隊によりますと、消息を絶ったヘリコプターは1999年2月に製造され、これまでの飛行時間はおよそ2600時間だったということです。

この機体は、50時間飛行するたびにエンジンや部品の状態のほか、オイル漏れの有無などを確認する「特別点検」を先月20日から28日まで実施し、点検後の試験飛行を行った際は異常はなかったということです。

2分間で何らかのトラブルか? 自衛隊が調査

管制官との交信内容からは異常を知らせる連絡は確認されていないということで、陸上自衛隊は最後の交信のあとの2分間で何らかのトラブルが起きた可能性があるとみて、調査を進めています。

 

 

ここまでは様々な報道機関でも、大体は同様の内容の報道でした。

 

まず、私が考えた可能性は、以下のものです。

 

1.事故である場合

①パイロットに何らかの不調が生じた

②機体に何らかの不調が生じた

 

2.外部から何らかヘリコプターに攻撃ないし操作が行われた場合

 

 

これについて有力な判断材料になり得る情報を、元自衛官の方が動画で解説されていますので、以下に紹介します。

 

 

【元海上自衛隊幹部が解説】陸上自衛隊UH 60JA事故について【宮古島】【第8師団】

 

 

この事象について、既にネット上ではシナ軍がミサイルかドローン等でヘリに攻撃して、あるいは何らかの細工をしていて、リモート操作で爆破したのではないかという主張が出ているのは、私も承知しています。

 

もちろん、そう考えてしまうのは無理ありません。

何しろこのヘリに登場していたのは、自衛隊でも九州から沖縄までの防衛を担当している第8師団長にして陸将という陸上自衛隊でも最高の地位にいる方を含めた幹部が揃って搭乗していたのですから、殺害を狙って攻撃したと思ってしまうのは、人情でしょう。

当初、私もそれを疑ったのです。

 

しかしこの動画を視聴して、現時点で軽挙妄動してはいけないと、考えを改めました。

十分な情報もなく決めつけを行い、シナに非を鳴らしても原因究明や遭難が心配される搭乗者たちやそのご家族のためにはなりません。

 

また『犯行』がシナによるものでなければ、無用にシナの心証を悪くし、無用な衝突につながりかねません。

それに加担することは、厳に慎むべきでしょう。

 

さて元自衛官の方の見立ては、このようなものです。

 

1.シナ軍艦隊は、現場から約450km離れた位置を航行していたが、その距離から攻撃を行った場合、必ず空自のレーダーに捕捉されるため、気づかれずに攻撃することは不可能

 

2.シナ空母の艦載機(J-15)はステルス機ではなく、その動きは空自のレーダーに捕捉される。仮にステルス機が密かに搭載されていても、空自のレーダーはステルス機ですら探知可能な最新式なため、隠密攻撃は不可能

 

3.ドローン攻撃も、400km以上離れるとドローンと艦隊との通信が不可欠だが、水平線より下になると通信できなくなるので、高度を上げないといけなくなるが、そうなると空自のレーダーに捕捉されるので、これも気づかれずに攻撃することは不可能

 

4.またこのシナ艦隊には護衛艦「さわぎり」が警戒監視を行っていたので、攻撃のための行動をすれば、護衛艦に捕捉される

 

5.また政治的に考えれば、このクラスの幹部たちを殺害するメリットより、犯行がバレた時、国際的に非難されるデメリットの方が大きすぎるので、シナの犯行とは考えにくい

(アメリカ相手なら9・11のように、「リメンバーパールハーバー」と同様の反応をする、宣戦布告も同然の愚行です)

 

6.現時点で発見されているヘリの部品には、焼け焦げた跡など、攻撃の跡らしいものは確認出来ていない

 

 

もちろん、新たな証拠が出てくれば話は別ですが、現時点で今回の事象については、明白な証拠もなしに、シナ軍による犯行と言うべきではないという事です。

 

少なくとも日本が想定も出来ないような超未来兵器でもシナ軍が持っていない限り、あり得ないという事です。

 

そこまで行くと『東日本大震災は地震兵器が引き起こした』というような、陰謀論レベルになってしまいます。

もっともロシアなどは、積極的にそういうデマ流布を行って、しかもメディアなども載せられているので、簡単に判断するのは難しいのですが。

地震兵器や津波兵器については、以前に科学的に分析した記事を書いたことがあるので、よろしければご覧いただければと思います。

 

注目記事2169~巨大地震は人工的には起こせない

 

注目記事2432~「500mの津波発生」核魚雷という与太話に乗せられているメディア

 

 

とにかくきちんとした情報もなしに、軽挙妄動しない事。

無用にシナを刺激する言動をすべきではありません。

(だからといって、国営海賊を連日送り込んでくる事や根拠も示さず、日本人を「スパイ」といい立てて逮捕監禁するなど、許す気にはなりませんが)

 

起こった事象をきちんと受け止めて、遭難した可能性が高い搭乗者たちの無事を祈り、かつそれで外部勢力に隙を見せない事。

 

少なくとも現時点で日本の防衛を指揮する現場の司令塔が機能していないことは事実ですから、私たちが軽挙妄動しては、自衛隊もそれに惑わされますから。