日韓間の水面下で4年前の火器管制レーダー照射事件解決が模索されている?
韓国メディアの朝鮮日報によると、同メディアの言う『2018年12月の哨戒機事件』の解決策を図るため、日韓間で局長級会議が行われるとしています。
(リンク切れの際は、注目記事2367参照)
それによると韓国政府関係者の話として、次のように説明されたとしています。
『現在、韓日関係の改善ムードがあるため、過去のように一方的な主張をするより、関係改善のモメンタム(勢い)を活用し良い方策を見つける』
日本メディアでは報道が確認出来ていない『日韓防衛当局局長級会議』
日韓での防衛当局局長級会議とやらが本当に開催されたのかどうかを、日本のメディアでは報道を確認出来ていません。
防衛省のHPを探してみましたが、該当しそうな情報はなさそうです。
(無論、水面下の話がされていないとは言い切れませんが)
従って、この報道自体がフェイク、飛ばし記事である可能性が否定できません。
何しろ、4年前の年末に発生した、火器管制レーダー照射事件については、当時何度も取り上げましたが、どう見ても100%韓国海軍側に非があり、韓国側の主張にはどこにも正当性が感じられませんでしたが、『日本が悪い』というばかりで、むしろ韓国の船舶に接近するなら次は撃墜するとまで言い出す始末でした。
なお防衛省による最終見解は、こちらから見ることが出来ます。
ちなみに私が当時にアップした記事は、以下の通りです。
自衛隊の哨戒機に射撃用レーダー照射した韓国軍のお粗末な逃げ口上を許すな
韓国軍のロックオンは兵士の錯乱か、それとも北朝鮮を助けるためだったのか?
【韓国軍レーダー照射事件】日本政府、韓国に謝罪を求める方向へ
【韓国】コリアンはレーダー照射事件の態度が亡国の道だと、なぜ分からないのか?
【レーダー照射事件】日本と韓国、どちらの主張を世界が受け入れるか?
注目記事584~【レーダー照射事件】日本、国連安保理に訴える?
【レーダー照射事件】誠意のかけらもない韓国に日本政府が繰り出す次の一手は?
【レーダー照射事件】一周回って真っ先に否定された言い訳を主張し謝罪を求める韓国
【レーダー照射事件】防衛省の出したトドメの一撃と、まだ言い逃れに終始する韓国
【自衛隊哨戒機】お粗末な改ざん「証拠」で問題をすり替え、日本批判する韓国を許すな
自衛隊哨戒機の『威嚇飛行』が3Dモデルで再現、韓国軍のウソが明らかに
注目記事635~【韓国駆逐艦の行動】韓国軍のウソの証明に加担するアメリカ?
注目記事835~訓練とFC(火器管制)レーダー照射の非を混同させて自己正当化するかの国のメディア
改めて見ると、いかに多くの記事を書いたのかに、我ながら驚きました。
改めて見返しても、韓国の主張に正当性はなかったとしか、言いようがない事が分かります。
自分の非を認めず論点のすり替えを繰り広げる韓国と、いくら話しても無駄と悟って相手にしなくなった日本政府
一般人の私が感じるくらいですから、当然、日韓間で何度話し合っても平行線で、話し合っても無駄なことを悟ったことでしょう。
実際に、日本政府はその後韓国とは、3カ国以上の会談にならない限り、ほとんど会談を行わなくなったのが現状です。
今回朝鮮日報が報じた局長級会議が本当に開催されていたとしても、韓国が己の非を認めて謝罪し、実効性のある再発防止策を提示しない限り、日本側が折れることはないでしょう。
それは防衛省HPに掲載されている最終見解を見れば明らかです。
その中のこの一文を見ても、ここを韓国が認めない限り、受け入れないでしょう。
韓国側の主張は、客観的根拠に基づいていない説得力を欠いたものであり、火器管制レーダー照射に関する重要な論点を希薄化させるためのものと言わざるを得ないと考えています。
防衛省の最終見解で触れられていますが、事件発生後の日韓間の協議では、外交交渉としては信じがたい行動に出ていたと明らかにしています。
実務者協議の詳細について、事前の合意に反して、事実と異なる内容を一方的に明らかにした
協議した結果の合意と異なる内容を発表した。
これ、とんでもない話です。
当時の報道を元に、私が書いた記事(と防衛省の最終見解)を確認したところ、実際こういうすり替えが行われようとしていたのが分かります。
論点すり替え①
【事実】韓国の駆逐艦がP-1哨戒機に火器管制レーダーを照射した
【韓国のすり替え】人道救助中の駆逐艦に対し、妨害目的で哨戒機が低空で威嚇飛行した(から自艦防衛のためにFCレーダー照射した)
論点すり替え②
【事実】相互主義に基づき、解析結果のもととなる探知したレーダー波のデータやレーダー波を音に変換したデータなど事実確認に資する証拠と、韓国駆逐艦の火器管制レーダーの性能や同レーダーの使用記録などを、情報管理を徹底した上で突き合わせ、共同で検証していくことを提案
【韓国のすり替え】日本は韓国駆逐艦が火器管制レーダーを照射した証拠を何ら示していない。韓国に対する無礼な態度を止めて、哨戒機の威嚇飛行について、再発防止の約束と謝罪を求める
要は日本がお互いのデータを突き合わせて検証を行う事を提案したものを韓国が拒否したのが真実と見ていいでしょう。
そして自分でそれを拒否しておいて、『日本が証拠も示さず、無礼な態度をするのを止めて、「威嚇飛行」の再発防止と謝罪を求める』としただけですね。
以来4年が経過しましたが、韓国の態度は全く変わっていません。
これでどうやって軍同士の交流や対立の解消が出来るというのでしょうか?
韓国軍がいくら秋波を送っても、火器管制レーダー照射の非を認め、謝罪と再発防止を約束しない限り、日本が折れる理由はない
まずは韓国が己の非を認めて謝罪し、不用意に火器管制レーダー照射を行わない再発防止策を提示して、『日本に』許しを請うべきでしょう。
その上で、地道に韓国が『日本に』信頼回復の実績を積む、不断の努力をするのが本筋です。
しかし韓国メディアは、『事件の真相を究明するよりは、対立を解消させ、交流を再開させる方向で議論が行われるとみられる』と締めくくっています。
何の根拠があって、そのようなことが言えるのか、謎です。
火器管制レーダー照射事件で真相が明らかになっていないのは、レーダーを照射した動機だけ
事件の真相の内、火器管制レーダーを平時に、それも哨戒飛行をしているだけの友好国(敵対していないという意味)の軍用機に照射した。
これは動かぬ事実です。
火器管制レーダーが照射されたかどうかは、どの国の陸海空軍でも判断できます。
当然照射を受けたP-1哨戒機は即座に把握し、照射した韓国の艦艇に照会した位です。
(応答はなかったですが)
そしてこの事は、瞬時に米軍と情報を共有されているので、アメリカが事実関係に気づかぬわけがありません。
だからこの点では、韓国に言い訳の余地は全くありません。
また韓国が主張するP-1の『威嚇飛行』についても、安全を確保するため、国際民間航空条約に則った飛行を行っており、米軍やNATOの通常のオペレーションも、同様の基準に則って行われていると(防衛省の最終見解でも)されています。
明らかにされていないのは、韓国の艦艇が火器管制レーダーを照射した動機の部分だけです。
これが明らかになれば、どういう意図があったにせよ、韓国軍が平謝りせざるを得ないことになるだけです。
それが嫌だから、韓国はこの4年間、真相究明を拒否し続けているとしか思えません。
それがその海域で韓国艦艇が行っていた行動を日本に見せたくないから、追い払うために行ったのか?
あるいはレーダー照射を行った兵員が、狂っていたのかですね。
当時の様子を防衛省が公開していますが、どう見ても機械の故障などではなく、意図的にレーダー照射を行っていたとしか見えない状況でした。
己の行動を律しえない韓国軍と交流するなど、弾薬庫に放火魔を引き入れるようなもの
これだけのことをしでかしておいて、真相を明らかにすることを阻んで、対立解消とか、交流再開など、いろんな意味で怖すぎます。
韓国に都合の悪いことを隠そうとして行動したのなら、不意を突いて背中から撃ってくるような相手という事になります。
また突然発作を起こして発砲するような手合いと交流するなど、弾薬庫で煙草を平気で吸うような非常識な人物を手元に置くようなものです。
あるいは放火魔を放り込むようなもの。
自殺願望でもない限り、絶対にダメですね。
まずはきちんと自分の行動を律することが出来ることを示せ。
そして間違ったことは素直に認め、反省とどう改善していくのか、行動で示せ。
それが出来ると確認出来るまで、行動は共にできない。
日本政府は韓国側の秋波に対しては、こうして突っぱねるべきです。