注目記事2242~クワッドに参加するなと日本を恫喝した王毅外相 | 朱雀ひのでのブログ

朱雀ひのでのブログ

「朱雀ひので」の、日々徒然に思う事を書き連ねるブログ。世の中に何が起きても、陽(ひ)は毎日昇る。何が起きても陽に向かって前向きにいきたい!と願って…

もはや「与しやすし」と思われたとしか思えない。

 

中国の王毅外相、日本に「火中の栗を拾うな」と警告 日米を牽制

 

 

 

【北京=三塚聖平】中国外務省によると、王毅(おう・き)国務委員兼外相は18日、芳正外相とのオンライン会談で、日本側に対して「他人のために火中の栗を拾い、自らの利益のために災いを人に押し付けるという誤った道を歩まないでほしい」と警告した。

王氏は、近く開かれる日米豪印4カ国の協力枠組み「クアッド」の首脳会合を挙げて、「日米は、中国の主権と安全、発展の利益を損なうべきではない」と反発した。バイデン米大統領の訪日を前に、日本側を牽制(けんせい)したとみられる。

王氏は、バイデン氏の訪日前から「日米が共同で中国に対抗するという論調が言いはやされている」と主張。日米に対し「二国間協力は陣営対立を扇動すべきではない」とクギを刺した。

 

 

報道では直接的な表現が抑えられている感がありますが、要はクワッドに日本が加わる事がシナにとって邪魔なのでしょう。

 

それがシナの『主権と安全、発展の利益』を阻害すると見ているからこそ、そう言ったことが丸わかりですが、ここまで直接的に言う辺り、余程シナがクワッドに対する危機感を感じているからこそです。

 

それにしても、『他人のために火中の栗を拾うな』という辺り、台湾侵攻する気ありありですね。

この辺、王毅外相の失言のような気はしますが。

 

クワッドが有事の際は、欧州でのNATOのような機能を果たすことは、火を見るよりも明らかですから。

これが正式に成立し、組織として動き出せば、もうシナは台湾侵攻など夢のまた夢になりますし、南シナ海を我が物にする膨張主義も、とん挫せざるを得なくなります。

 

ではと、内陸側から膨張しようにも、クワッドにはインドが参加する以上、それも難しいのです。

 

そうなると、クワッドがきちんと組織化する前に、空中分解するように工作するしかありません。

 

その点でクワッドから日本を脱落させれば、太平洋の東側は事実上機能しなくなり、シナが目指す範囲の膨張路線は可能性が残ると踏んでいるのでしょう。

 

それにしても、このような分かりやすい表現をされるとは、林外相が舐められている事、そしてオブラートに包んだ表現では伝わらないと見られているという事です。

 

外交上で『オブラートに包んだ表現』とは、例えば安倍元総理がイスラエル訪問した際に、晩餐会で「靴を容器にしたデザート」を出されたとか、韓国の文在寅前大統領が古代イスラエルの刑法典である「タムルード」を渡されたとかいうケースがそれに当たります。

 

これで外交的意図をオブラートに包んで表現しているわけですが、それを読み取れるか否かで外交的扱いが変わると見ていいでしょう。

 

安倍元総理は読み取り、文在寅は読み取れなかったようですが。

林外相、岸田総理にその能力を求めるのは、野暮というものでしょう。

 

まあ、韓国に主権侵害行為をされても、直接抗議すらしなかった人ですから、そういう扱いにもなりますね。

 

敢えて公表することで反中感情を高め、シナに警戒するよう、国民に促すならまだ救いがありますが、この報道は、引用記事の冒頭にもあるように、シナ外務省の発表です。

 

つまりこれは、日本国民に対するシナからの警告でもあり、直接的な表現で日本をクワッドに参加することに反対せよと、私たちにも恫喝していると見るべきでしょう。

 

こんなことをされて、林外相は何といったのでしょうか?

まともな反論をしたとは期待できそうにありませんが。

 

こんな外相、宰相を抱いていていいのですか?

自民党の議員の皆さん、そして自民党員の皆さん。