【新型コロナウイルスダッシュボード(入院患者数・病床空き・都道府県別表示)】
私が今回の事態を表現するとしたら、BGMはこれ。
ついに全国に非常事態宣言発令
ついにというか、ようやく総理は全国に緊急事態宣言発令を決断したと報道されました。
今日(17日)午後6時ころから記者会見を行う模様です。
発令が遅いという批判はありますが、今はそれを言っている場合ではありません。
隣県に大都市があるわが地元は、その割に感染者の流入が遅かったのですが、ここ数日で急増を始めた気配があり、覚悟はしていたものの、初の死者が出ました。
来るべきものが来たと、改めて引き締めて対処していかなければならないと思いました。
全国で、そして世界中で、亡くなられた方々に、改めて哀悼の意を表するとともに、私たちは生き延びることで犠牲になれた方々の想いを継いでいかなければならないと、一人一人が意識していかないといけないですね。
敵は安倍総理ではなく、新型コロナウイルスだという事を忘れてはならない
新型コロナウイルス(COVID-19・武漢媚奴19)との、果てしない戦い。
安倍総理への責任を求める声はありますが、今は責任を問うべき時期ではありません。
未知の、誰もが対処法など分からない中で、ギリギリの判断をしている状況です。
(総理を)投げだして取れる責任などありません。
仮に安倍総理が辞職したとして、誰が責任をもって、今以上に上手くやれるというのですか?
総理は神などではなく、人間です。
間違えることもある、判断を躊躇し、対応が遅れることもあります。
それを私たちが叱咤激励し、あるいはいいアイデアがあるのならば、どんどん訴えて軌道修正を図るように求めればいいのです。
様々な罵声を浴び、あるいは恥辱にまみれても、まだ総理は冷静に状況対処できています。
少なくとも3・11の時の元総理のように、対処できなくなって部下に丸投げ、100時間以上も寝ずに対処に追い込まれた、元官房長官(現・某政党党首)がいましたが、そういう状況ではありません。
あの時は司令官(当時の総理大臣)が茫然自失し、きちんと機能できていなかった故の、不幸でした。
皆さんは、敵を間違えてはいけない。
敵は新型コロナウイルスであって、安倍総理ではないのです。
同士討ちするようでは、ウイルスは付け込んできます。
ウイルスに打ち勝つには、効果的対処法(特効薬やワクチンなど)がまだ確立していない以上、戦略的撤退(自宅待機・外出自粛)を図り、ウイルスの跳梁を押さえる。
そうしてそれが確立される時間稼ぎを、私たち一人一人がしなければならない状況です。
残念ながら、今はそれ以外に取れる手段が見当たらないのです。
そのためには、感染者が多い地域だけそれを求めても、他の地域で感染が増加するようでは、感染の波が、何度もやってくることになりかねません。
だからこそ、外出自粛をやるならば、全国民がこぞって協力し、一発でキメないと、『終わりなき自粛生活』になりかねません。
最低限の買い出しや、仕事などでのやむを得ない外出はあるでしょうが、可能な人はテレワークや最低限の人数でローテーション出勤するなどで、感染リスクを皆で協力して減らしましょう。
総理は国民一人一人に10万円給付の代わりに、ゴールデンウイーク明けまでの外出自粛を求める
さてついに安倍総理が決断したことが、現金給付の方針変更です。
安倍総理大臣は、すべての国民を対象に、一律で1人あたり10万円の給付を行う方向で、与党で検討を進める考えを明らかにしたと、報じられました。
昨日(16日)午後8時過ぎから首相官邸で対策本部を開催、そこで安倍総理は次のように指摘しました。
『北海道、茨城県、石川県、岐阜県、愛知県および京都府の6道府県については、現在の対象区域である7都府県と同程度にまん延が進んでいる』
『これら以外の県においても、都市部からの人の移動等によりクラスターが各地で発生し、感染拡大の傾向がみられることから、地域の流行を抑制し、特にゴールデンウィークにおける人の移動を最小化する観点から、全都道府県を緊急事態措置の対象とすることとした』
『今後、大型連休に向けて、すべての都道府県において不要不急の帰省や旅行など、都道府県をまたいで人が移動することを、まん延防止の観点から、絶対に避けるよう、住民の方々に促していただくようお願いします』
『この緊急事態を、5月6日までの残りの期間で終えるためには『最低で7割、極力8割』の接触削減を何としても実現しなければならない。国民の皆様には、ご不便をおかけしているが、さらなる感染拡大を防止するため、引き続き、ご協力を何とぞよろしくお願いしたい』
『緊急経済対策では、収入が著しく減少し、厳しい状況にあるご家庭に限って、1世帯当たり30万円を支給する措置を予定していたが、この際、これに替わり、さらに給付対象を拡大した措置を講ずるべきと考える。今回の緊急事態宣言により、外出自粛をはじめ、さまざまな行動が制約されることとなる全国すべての国民の皆さまを対象に、一律1人当たり10万円の給付を行う方向で、与党で、再度、検討を行っていただく』
私たちがどれだけ『外出自粛』の仕事をやり切れるかどうかで、自由に外出できる日がGW明けに来るかどうかが決まる
要は国民に対する、外出自粛手当の意味合いですね。
政府委託で皆が『外出自粛』という仕事を依頼されたものと割り切って、やり切りましょう。
そう考えれば、まだしも納得できるのでは、ないでしょうか?
こういう時に、移動に対する制限に、強制力が付けられないのが、もどかしいですね。
物流は止めるわけにはいきませんが、人の移動については都道府県知事の許可証がないと出来ないとかしないと、帰省や旅行をする人が出るでしょう。
実際、各地方で感染が広がっている原因の多くが、これですから。
それが多くの人々に感染リスクを広げると自覚して行動…、いやそうしたくても、行動を自粛してください。
それを自粛する手当だと思って、外へ出たい気持ちを押さえましょう。
それを皆がきちんとすれば、ゴールデンウイーク明けには、晴れて自由に外に出られるはずです。
もしそれを守る人が少なく、感染拡大が止まらなかったら…。
その時は外出自粛の『果てしない戦い』になってしまいます。
そのつらさを少しでも体感していただきたいがため、冒頭に掲げたBGMは、30分耐久編集されたものを紹介しました。
(本来このBGMは、2分40秒ほど)
(皆さんお忙しい中、無理にとは言いませんが)30分きっちり聞いた方は、なんとなくそういう気分になるのではないかと思います。
宇宙戦艦ヤマト2202でも、いつ戦争が終結するかどうか分からない状況で、戦況が明るくない中、それでも人類存亡の戦いに決然として挑むシーンで流れていたBGMです。
『外出自粛』というシーンが速やかに終えられるよう、各々がウイルスに立ち向かいましょう。
あなたが戦う意志を失わない限り、勝機は必ず見えてきます。
人間は間違えたとしても、それを克服する術を、必ず見つけ出してきました。
今は先が見通せないのは確かですが、希望を捨てずに前へ進みましょう。
道半ばで斃れた仲間のためにも。