シナの膨張主義は、『シナの国内問題』というプロパガンダから始まっていた
前回の記事で、台湾について日米で支えて台湾を守るべきであると主張しました。
その記事にいただいたコメントに返答している間に、ふと気づいた事があります。
私たちは、知らず知らずのうちに、シナのある思惑に乗せられた思考の下に、行動していた事に。
そしてその思惑を封じれば、案外簡単に、シナの膨張主義を封じられるのではないか?
それに気づいた時に、実はその回答が隣に転がっていたのに、今まで気づいていたかったのだという事に気付いて、ちょっとショックでした。
それは、何か?
実は、シナが手中に収めたい地域について、『それは国内問題である』という主張にいつの間にか乗せられて、その思考の下に、全てを論じていたのだという点です。
シナ国内で起きている『琉球独立』論も、『自国問題』にすり替えるため
それに気づいて、シナが他国と争っている係争地を、全て見直してみました。
・台湾
・尖閣諸島
・南シナ海の南沙諸島など
全てシナが『自国領』であると主張している地域ばかりです。
そして『国内問題』というプロパガンダを始めている地域を見ると…。
・沖縄
・日本(全体)
・朝鮮半島
これら地域について、かつての冊封体制を盾に取り、シナの国内世論が既にその方向に向かっている事が分かります。
沖縄については、『琉球独立』を主張する学会が「なぜか」シナ国内で開かれるという、おかしなことが実際に起きています。
日本国内でそれを主張すると内乱罪等で逮捕されるというのなら、外国で主張するという事が起きても、不思議ではありません。
しかし日本では、『琉球独立』を主張しても、拘束を受けるようなことはありません。
その様な事があるのならば、沖縄の言論空間が、あの様な、むしろカタルーニャの様な事が起きやしないかと、心配したくなるほどに、なるはずがありません。
その位ゆるゆるな状況なのに、なぜシナでその様な主張がされるのかを考えれば、シナ国内での『琉球』の『独立論』というプロパガンダがあからさまに広がっている事が、よく分かります。
そしてそのこと自体、『琉球独立』運動がシナ発だということの、何よりの証と見るべきでしょう。
沖縄発の運動だったのなら、沖縄で行われないと、どう考えてもおかしいですし、極めて不自然です。
あからさますぎて、かえって疑いを持ちたくなるほどですが、その位彼らは日本をなめていることの証左ですね。
いやそれどころか、こちらの方のブログ記事によると、既に『中華民族琉球特別自治区委員会』なるものが、シナで発足しているというではありませんか?
今どうなっているかは分かりませんが、発足が『民主党政権時』であることから、その時一気に奪い取れると見られていたのでしょうね。
実に危なかったと言えるでしょう。
その視点で見れば、韓国に対する威圧的な行動も、『再び属国にして支配してやる』という意図で動いていると見るならば、全てシナの野望につながっている事が分かります。
もう『冊封体制』をもう一度、という野望の下動いていたという事ですね。
シナの思惑に乗せられないために
そう考えてみれば、シナの野望を政治的に防止する方法は、実はシンプルだったという事に、気づきました。
要はシナの『国内問題』というプロパガンダを、国際的に破壊してやればいい、という事です。
具体的には、まず台湾を国家承認する事です。
台湾に対する圧力があからさまなのに、国際的に批判が弱いのは、『シナの国内問題である』というプロパガンダに、いつの間にか乗せられていたからです。
ならばそれを打ち砕いてやればいい。
安倍総理はトランプ大統領と速やかに協議し、米中貿易戦争に絡め、3月1日の対中制裁と同時に、制裁の一環として日米で台湾の国家承認をし、直ちに正式な国交樹立をするといいでしょう。
日米が台湾を国家承認する。
これが国際政治的に考えれば、全世界に与えるインパクトは巨大です。
ほぼ間違いなく、主要国が右倣えして、続々と台湾を国家承認する動きが出るでしょうね。
そうなると、台湾への武力侵攻は、シナの『国内問題』ではなく、『対外侵略』という事になります。
そうなると、シナも国際的政治問題に発展する行動を取りにくくなるでしょう。
『対外侵略』ならば、国連制裁なども視野に入ってきます。
その様な政治リスクを冒してまで、習近平も行動に出られなくなるでしょう。
『侵略』に対してならば、アメリカなど主要国も、行動しやすくなりますから。
そしてアメリカが台湾を国家承認する際に、日本も同調すべきでしょう。
台湾を守る事は、日本の安全保障にも寄与しますから。
ただ一つだけ。
日本が国家承認するバーターで、台湾に『尖閣諸島は日本領である』と明言させるべきでしょう。
それが後顧の憂いをなくすことになります。
実は大きかった、アメリカの尖閣諸島『日本の施政下』発言
そう考えると、アメリカが尖閣諸島について『日本の施政下である』という発言をしている事が、政治的に大きい事が分かります。
シナが様々嫌がらせの様に公船を繰り出してきますが、それどまりなのも、現状で上陸作戦などを行えば、『侵略』になるからです。
尖閣諸島を守り、沖縄を守るために、国際政治的に『シナの国内問題』にさせないことが肝要です。
そういう政治戦を勝ち抜くことが、何よりの日本の安全保障に寄与する事でしょう。
朝鮮半島は…、もうどうでもいいです。
韓国が独立国だろうと、シナに取り込まれようと、日本にとって害悪な存在であることに、変わりありません。
むしろシナの施政下に入った方が、余程始末にいいかもしれません。
少なくともシナ人とは、話し合いが可能です。
今の様な『まともな話し合いのできない』相手と対するよりは、ましでしょうから。