斎藤光正監督 捜査網その41 | スザリーナ・ジョリーのブログ

斎藤光正監督 捜査網その41

斎藤光正監督を勝手に解説

大江戸捜査網」でテキストとするのは

第3シリーズ第71話「音次郎 撃たれる」です

その23回目!


今回は定番の名乗りシーン

しかし、内藤様のイカしたシーンがあります

やはり一筋縄にはいかない斎藤演出!


音次郎『ご禁制の銃を手に入れて、お上に謀反を起こそうなどと

   俺たちに知られたら容赦はできねぇ!』



と、口上を述べながら

右へ歩いていく里見浩太朗

カメラ前を松坂ドクターマンとリーダー侍の背中がナメて行く




ここまで、ワンカット



松坂『何者だ?!貴様ら!』



『隠密同心…』(SE:ドロロロロロロロロ)


ここでカット割って

『伝法寺隼人!』(SE:カァァァーッ!)


『同じく…』(SE:ドロロロロロロロロ)

悪党ナメshotからズームインして

『井坂十蔵!』(SE:カァァァーッ!)

十蔵の旦那からカメラPANして…

『同じく…』(SE:ドロロロロロロロロ)

ここで内藤様が声を掛ける!

『胡蝶!』

なんと、胡蝶が返上した懐刀を投げ渡す!


内藤様、持って来てたの?

あんたイカすぜ!



パシッと受け取り

名乗りのやり直し

『同じく…』(SE:ドロロロロロロロロ)

『くれないお蝶!』(SE:カァァァーッ!)


『同じく…』(SE:ドロロロロロロロロ)

『いさり火お紺!』(SE:カァァァーッ!)


『そして…旗本寄合席…』(SE:ドコドンドンドン)

『内藤勘解由!』(SE:カァァァーッ!)


『定信様の目は節穴ではない!老中・定信様の命により成敗いたす!』

単なるいつもの名乗りシーンで

胡蝶の懐刀を投げるシーンを入れる事で

上司・内藤様の粋な計らいと

仲間同士の絆が強調される

しかも、本来なら「隠密同心」と名乗れないところを

懐刀を渡す事で『同じく!』の名乗りが出来るという

何という計算された脚本と監督の演出!


次回に続く