バルタンの星を探して(第十七回)飯島敏宏監督の凄さ
飯島敏宏監督を勝手に解説
今回は「ウルトラセブン」第38話「勇気ある戦い」の続きで
この回にやたらと多い移動ナメshotドリーをさらに紹介します
写真掲載数の限界で1カットしか紹介できません今回は…
謎の巨大な足跡を発見したウルトラ警備隊
ダンの『何者でしょう?』のフレームインから始まって
『分からん、何の手掛かりも無い』と隊長
下手方向へ歩き出すダン
ヘルメットをナメshot
フルハシが画面に入るとセリフ
『霧の中で車が30台も消えた』
カメラは歩くダンをフォローし続ける
『明日 現れなければ良いがな…』とダン
ソガが画面に入ってくる
『どういう意味だよ、それは?』とソガ
それを聞いたダンは踵を返しソガに対して
『明日、オサム君の心臓手術に立ち会ってやると約束したから…』
納得するソガの前から急に早足で隊長の前に移動するダン
カメラはダンを追いかける
行きよりも多めにヘルメットをナメshotで隊長が
『明日どころか永久に現れてほしくない…しかし…』
隊長らしからぬ弱気発言
さらに進んでアンヌの前へ
ヘルメットナメshot!
『アンヌ、念のため明日 空港へユグレン博士を迎えに行ってやってくれないか?』
思わせぶりに画面左上を見つめながら呟くアンヌ
『あした……』
ダンも同じ方向を見つめる
(若干ズレてる視線)
この画面が段々とフォーカスOUTして
翌日の空港ロビーのユグレン博士のカットへ繋がる
当然、特殊効果は無し
すりガラスっぽいのがカメラ前を遮るくらい
このカットも前回紹介したように
飽きそうなシーンをワンカットの緊張感と
ドリー撮影で飽きさせない技!
現代の特撮ドラマのように
カット数を増やして誤魔化すのは逆に
撮影カット数が増えて手間が増える
ワンカットで済ませば編集も不要で
本当に実力がある監督だからこその省力化が凄いです
物凄い台数のカメラで撮影して
膨大な撮影素材から選んで編集するという方法もありますが
最初から計算してワンカットで済ませるのは才能です
長尺ワンカットナメドリー撮影の紹介は今回で終わり
次回から違うポイントを紹介します
クレージーゴンがなかなか出てこないな笑
つづく














